SUZUKI(スズキ)/スズキ

新しいエスクードもマジメだった

1988年に登場したエスクードは、弟分のジムニーに負けない卓越した4WD性能と都市でも映える外観で誕生。20年目のマイナーチェンジもまじめそのもの。新エンジンまで搭載する本気の改良だ。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド


気合いのマイナーチェンジ

フロントビュー
今回のマイナーチェンジでは、エンジンを一新。排気量もV6が2.7Lから3.2Lに、直4が2.0Lから2.4Lに拡大。全長4420×全幅1810×全高1695mm。価格は194万2500円~262万5000円
新エンジンを搭載するというビッグ・マイナーチェンジを果たした新型エスクード。20年目を迎えたメモリアルモデルだからということだろうか、気合いの入った改良だ。1988年5月に登場した初代はジムニーの兄貴分として高いオフロード性能を誇り、コンバーチブルもラインナップ。都市にも似合うジャストサイズのSUVとして、デビュー以来第3世代に渡り、その地位を確かなものへと築き上げてきた。

さて、今回のマイナーチェンジで精悍になったエクステリアは、最小限の変更にとどまっている。つまり、見た目はあまり変わっていないのだが、新デザインのバンパー、グリル、LEDサイドターンランプ付きドアミラーなどにより安定感を増した。意匠変更に伴い長さが30mm延びたものの、それ以外は同数値。さらに新デザインの17、18インチタイヤ、アルミホイールも装備されている。

弱点を克服

リヤビュー
リヤまわりに変更点は見られない。横開きのリヤゲートにはスペアタイヤが装着される。リヤゲートの内側には、ホイールクリーナーなどが収まりそうなラゲッジポケットを用意。3.2Lが18インチ、2.4Lが17インチとなる
心臓部たるエンジンを新世代に移行させたのだから、アイキャッチとなる外観にももう少し手を入れれば、新しいエスクードだ!と認識されるはずなのに。逆に第3世代となるマイナー前の新型のデザイン性がいいという自信の裏返しともいえる。確かに、力強さとスポーティ感の両立という意味では、国産SUVの中でも秀でたものがある。

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