カーテンにカビが生えてしまった場合
カーテンにカビが生えてしまっている場合は、ただ洗濯をすればいいというわけにはいきません。いろいろな注意が必要です。
ドライクリーニング指示が出ているカーテンの場合は、胞子をとびちらせないようビニール袋に入れた上でクリーニング店で相談してください。ウォッシャブル表示のもので、かつ塩素漂白が可能な場合には、カビ部分の漂白をした後に洗濯します。
しかしカーテンについたカビを根絶するのは難しく、後にシミになってしまうこともままあります。ウォッシャブル表示のものでも、どうしても綺麗にしたい場合はクリーニング店で相談したほうが賢明でしょう。
もともと結露しやすい窓辺にかけられているカーテンは、「カビが生えやすいもの」という認識を持っておくのも大事ですね。まめに開閉したり、換気を心がけたり、結露を拭いたりということがカビを防止しますが、それでも夏よりも冬場はカビやすいということを念頭において置いてください。
また、もしもカーテンレールに洗濯物をひっかけての部屋干しが常態化しているならば、それを止めることで「カーテンのカビ」リスクは激減します。
心当たりのある方は、洗濯物を干すこととカーテンにカビが生えること(それが落ちずに、カビ害にさらされ続けること)を天秤にかけてよく考えてみて下さいね。
最後に、忘れられやすいカーテンレール部分の掃除も、カーテン洗濯とセットで済ませてしまいましょう。カーテンフックも微細なホコリで汚れがちです。フックはまとめて洗濯ネットに入れ、カーテンと一緒に洗濯機で洗ってしまうと簡単にスッキリしますので、お試しください。
ちなみに、カーテンの理想的な洗濯頻度は厚地のドレープタイプで年1回、薄地のレースタイプで年3回程度と言われます。ご参考までに!