BMW/BMWの車種情報・試乗レビュー

新型X5はSUVを超越したハンドリングだ

高級SUVとして約58万台を売り上げたX5が2代目にチェンジ。BMWらしい先端技術によるハンドリングは驚異のひと言。それでいて乗り心地もいいのだから脱帽ものだ。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド


大きくなったが扱いやすい

フロントビュー
2世代目に移行したBMW・X5。価格は3.0siが753万円、4.8iが963万円。スリーサイズは全長4860×全幅1935×全高1765mm
今夏、BMW・X5が2代目に移行した。全幅こそ10mmプラスとほとんど変わっていないものの、全長187mm、全高61mmとひと回り大きくなり、立派になった。初代は高級SUVの中でも扱いやすさを感じさせたが、大きくなった2代目はどうか興味深い。

驚異的なハンドリング

リヤビュー
スタイルは、初代よりも流麗でSUVらしい自然なフォルムになったと思う。L型のテールランプまわりなど、BMWらしいデザインを採用する
狭い街中では、確実にボディが大型化されたことを感じさせるが、ライバルであるフォルクスワーゲン・トゥアレグ、ポルシェ・カイエンなどと扱いやすさという点では遜色ないどころか、アクティブステアリングの恩恵で狭い場所をそれほど苦にしない。電子制御可変ステアリングともいえる同ステアリング機構は、極低速域でときどき違和感を覚えることもあったが、以前よりも格段に進化している。より自然な操舵感覚が手から伝わってくる。扱いにくさではないが、乗降性に関しては足の短いレポーターだとよじ登る感覚が強く、足置き場でもあるランニング・ボードに足を乗せるのが忍びない。大きく足を上げてシートにアクセスしてしまう。足置き場なのだが立派すぎて。オーナーになってももったいなくて置けないかもしれない。

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