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新型X5はSUVを超越したハンドリングだ(3ページ目)

高級SUVとして約58万台を売り上げたX5が2代目にチェンジ。BMWらしい先端技術によるハンドリングは驚異のひと言。それでいて乗り心地もいいのだから脱帽ものだ。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

3列目は身長150cmまで

3列目席
大きめのフロントシートが印象的な1列目、2列目も大人2人が座るには十分なスペース。オプションの3列目は非常用
今回オプションで用意されている3列目シートだが、170cmの筆者ではほとんどまともな乗車姿勢は取れないし、乗り降りもラクではない。150cmまでの身長制限とはいわないが、本当に必要か見極めたい。たとえ年に数度であっても、片道20分のファミレスまで子供を乗せるのであれば止めはしないが、足腰の弱ったご老人を乗せるのは無理だ。3列目は北米の要望が強かったと聞くが、いつから彼の地の子供は小さくなったのだろう。

トノカバーの置き場はある

荷室
アウディQ7は、3列目を使用すると巨大なトノカバーの置き場がないがX5は荷室に横に置くことができた。上下分割式を採用するテールゲート
積載性に関しては、上下分割式のテールゲートをどう考えるかがポイントだ。大半のSUVは上さえ開けてしまえばすぐに使えるが、大きな荷物を積む際は下端も開けるという二度の作業が必要になる。しかし、下端のゲートに自転車の前輪などを載せれば、積み込みしやすいなどメリットもあるはずだ。アウトドアのみならず、積載性も重視するなら試乗時などにチェックしたい。ゲート自体の操作性は軽い。

高級SUVは群雄割拠の様相を呈してきたが、BMWらしさをとことん貫いたX5は、同社のブランドフィロソフィーに共感を抱く向きにとってはたまらないSUVといえるだろう。個人的には、いつも追い立てられるようにスポーティに走らないといけないようで、高速道路などはもう少しゆっくりした気持ちで走りたいと感じた。だが、ここまで自分を知っているブランドでありクルマだと敬服させられる。

BMW「X5」の公式ウェブサイトはこちら

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