輸入車/注目の輸入車試乗レポート

心に残る「フリーランダー2」の走り(2ページ目)

ランドローバーの末っ子が、6月からデリバリーされているフリーランダー2。オフロード性能を一定レベル確保しつつ、オンロードの走りを大幅に磨き上げている。400万円以下から始まる価格も魅力だ。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

実直さと上質さのバランスが巧み

インパネ
インパネはスイッチ類が多めながらよく整理されている。DVDナビはアルパイン製が採用されていた
大きめのフロントシートに収まると、前方視界は良好。後方視界も悪くはない。頭上には、最上級のHSEに標準装備されるサンシェード付きの電動パノラミックサンルーフが広がり開放的だが、酷暑の今年は正直暑く感じた。インパネまわりは少々ボタン類が多く、それが道具感を演出しているように見える。エアコンやオーディオなどの操作性は良好だが、標準のDVDナビは少々使い勝手に古さを感じさせるのが残念な点だ。

後席は頭上にコブシ2つ程度の余裕があるが、足が組めるほど広々とはいかない。それでも170cmの著者でドラポジを取ると、その後の席にはひざ前にコブシ2つ強ほどの余裕がある。室内幅はゆったりしているので大人4人が快適に移動できる空間といえるだろう。横幅の恩恵で後席の3人掛けもこなせる広さだ。荷室も横幅にゆとりがあり、四角い無駄の少ないスペースになっている。

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