SUZUKI(スズキ)/スズキ

SX4は運転しやすいSUV(2ページ目)

新型SUVは次々と登場するが、年々大きくなる傾向がある。そんな中で「小さすぎず、大きすぎない」貴重なSUVがスズキSX4だ。普段は街中使い、年に数度のキャンプやスキーといった使い方にピタリと当てはまる。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

日常使いなら十分な荷室

SX-4荷室
セカンドシートはダブルフォールディングを採用。700Cのクロスバイクは前輪を外せば斜めに積み込める。もう少し荷室長があると使い勝手は高まるだろう。しかし床はフラットで、タイヤハウスの張り出しもあまりないのは立派
後席は6:4の分割可倒式でダブルフォールディングがしやすく、固定しやすいレバータイプを採用している。シートやシート裏が撥水加工された仕様がオプションでもないのが残念。SUVだけに、コアなアウトドア派でなくても撥水仕様を用意して欲しいユーザーもいるだろう。

走りはスイフトほどスポーティではない。静粛性、とくに路面からの遮音性もベース車に譲る。しかし、高い視界による運転のしやすさはSX4のほうが上。スローすぎず過敏なハンドリングにもならないため、リラックスして運転できる。少々気になったのはアクセルを軽く踏み込んだだけで急に飛び出し、ギクシャクした発進になってしまう点だ。ディーラー試乗では活発な走りとアピールする演出になるだろうが、毎日だと疲れてしまう。ただこれも運転になれた人にはお節介に思えても、あまりアクセルを踏み込まない女性やフル乗車時などには運転しやすく感じるかもしれない。

若い家族にピッタリのSUV

SX-4後席
高めの視界なので小さな子どももぐずらずいいかもしれない。シートクッションも厚めで座り心地は良好
乗り降りするスペースが狭い点が少々不満だが、フロアもSUVの割に高すぎないため身体を持ち上げるような乗車にはならない。子どもも乗り降りしやすい高さだ。レジャー、アウトドア派にはもちろん、ダブルフォールディングがしやすい荷室や視界の良い車内、誰でも運転しやすいなど、小さい子どものいる家族にも最適な一台だ。大きいだけが芸ではないということを教えてくれるSUVともいえる。

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