SUZUKI(スズキ)/スズキ

SX4は運転しやすいSUV

新型SUVは次々と登場するが、年々大きくなる傾向がある。そんな中で「小さすぎず、大きすぎない」貴重なSUVがスズキSX4だ。普段は街中使い、年に数度のキャンプやスキーといった使い方にピタリと当てはまる。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

扱いやすいサイズSUV

SX4外観
スズキ・SX4。全長4135mm×全幅1755mm×全高1605mm。1.5Lと2.0L、FFと4WDをそれぞれに設定。写真のルーフレール仕様とレス仕様がある。価格帯は149万1000円~203万7000円
スイフトをベースとした5人乗りSUV。アウトドア仕様のルーフレール&モール装着グレードは1755mm、「素」のスポーツテイストグレードが1730mmと全幅こそややワイドだが、巨大化する傾向にあるSUVにあって、全長4mそこそこは十分に扱いやすい。街中使用が中心だけれど、セダンやワゴン以外の選択肢が欲しいという人にオススメしたいジャストサイズSUVだ。

ミニバンではない2列車という選択

SX4リアビュー
窓を大きく取っているおかげで開放感がある。最低地上高は175mmとそれほど高めではないが、ハードなオフロード走行ではない下まわりを打つ心配はない
運転席に座るとセダンなどよりも高めで、大型SUVほど高くはない気疲れしないアイポイントに感じる。大きなフロントと左右のウインドウに加えて、Aピラーにある三角窓が開放感を高めるのに一役買っている。しかし、窓が大きな割には左前の見切りがもう少しで、慣れるまで多少時間を必要とした。インパネはプラスチック中心の構成にもかかわらず、質感は高く、スイッチ類の操作は初めてでも迷わない。メーターにも高級感があり、スイフトで成功したクオリティアップは受け継がれている。後席も見下ろす感覚の乗車姿勢になるが、不自然さはない。170cmの私がドラポジを取り、その背後の後席の膝前には、タテにコブシ1つ程度、頭上にコブシ1つ強くらいのスペースが残る。全長を考えると不満のない広さといえるだろう。

次ページは荷室、走りについて解説。
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます