100戦目を終えて・・・GT300はどうなる?
今シーズンの最終戦、富士スピードウェイでSUPER GTは全日本GT選手権時代から数えて100戦目を迎えた。10年以上の歴史の中で日本独自のGTレースは少しずつ姿を変え、発展してきた。その一方でGTの開始当初とは全く別の意味合いを持ったレースに変わり果ててしまったのも事実で、次の時代に向けてGT500は純然たるレーシングカーのクラスに進化しようとしている。一方でGT300クラスは現在の規定を踏襲して存続していく予定で、これからも大きな変化はないとみられる。
GT300 【写真提供:MOBILITYLAND】 |
しかしながら、現状としては準レーシングカーを買わないと、まともにレースができないという状況になっている。もちろんそのほうがイチからクルマを作るよりも低コストでレースをできるのだが、街でほとんどお見掛けすることがないクルマのレースになってしまうのはどうかと思う。
GTレースは憧れの車や自分が所有する身近な車がレースを走るからこそ興味をそそられるのであり、そこにレースを観る側、レースをする側の「熱」が起こり盛り上がるわけだ。この「熱」を取り去ってはいけないと思うのだ。せめてGT300クラスくらい純然たるGTレースであって欲しい。
GT 1戦目から参戦するチーム外国屋 |
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