モータースポーツ/SUPER GTについて

SUPER GT 2007総集編 GT300(4ページ目)

SUPER GT 2007年シーズンの総集編!第2弾は最終戦までチャンピオン争いがもつれたGT300クラス。GT500とは違い参戦車種も多いGT300クラスに参戦したランボルギーニ・ガイヤルドなども紹介します。

辻野 ヒロシ

執筆者:辻野 ヒロシ

モータースポーツガイド

今年の新顔、ランボルギーニ・ガイヤルド!

ランボルギーニ・ガイヤルド

今年は新型車種の参戦の話題が少ない年だった。唯一の新顔がこのランボルギーニ・ガイヤルドだ。JLOC(日本ランボルギーニオーナーズクラブ)が2台参戦させた。これまで通りムルシエラゴ2台も走らせるので、JLOCは合わせて4台での参戦という前代未聞の大所帯チームになった。

コンパクトなランボルギーニ・ガイヤルドの特徴は何といってもV10エンジンの爽やかなサウンドだ。V12ほどうるさくなく、V8ほど野太くない。そう、いかにも速いマシンが走っていそうな、ちょうどいいレーシーな音なのだ。今年からSUPER GTにはサイレンサーが取り付けられエキゾーストノートが若干おとなしくなってしまったのが少し残念だった。

さらば、セリカ!? 最後の年に見事に優勝

昨年で引退するはずだったGT300のセリカ。すったもんだの後にRACING PROJECT BANDOHから急転直下の継続参戦が決まったのは開幕直前だった。しかも、主とも言うべき坂東正明代表はSUPER GTの運営団体GTAの建て直しに向けて奔走している最中で、まさにバタバタな状態での参戦だった。
ウェッズスポーツセリカ

そのバタバタな中でもチームは素晴らしい新人を見つけ出した。昨年フォーミュラトヨタの王者に輝くだけでなく、FCJ(フォーミュラチャレンジジャパン)でも初代チャンピオンに輝くなど大活躍をみせた19歳、関口雄飛だ。今年は経験豊富なベテラン飯田章と組み、持ち前のガッツあふれるドライビングでGT参戦から僅か5戦で初優勝。ウェッズスポーツセリカを3年ぶりの勝利へと導いた。まだまだ勝てる力があることを証明したセリカだが、いよいよ今年で本当にラストランになると思われる。来年、RACING PROJECT BANDOHは一体どのクルマで参戦するのだろう?

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