F1/F1(フォーミュラ1)について

F1を目指す二十歳の決心(4ページ目)

塚越広大(つかこし・こうだい)。16歳でフォーミュラカーレースにデビューし、F3選手権からF1へのステップアップを目指す。二十歳になったF1候補生、塚越の決意とは?

辻野 ヒロシ

執筆者:辻野 ヒロシ

モータースポーツガイド

成人式で友人からもらった言葉

塚越広大
塚越広大は今年、めでたく成人式を迎えることになった。大人の仲間入りを果たした感想は?

「いやぁ、もう若くないんだなって(笑)きちんとしなきゃいけないんだなって。。。ええ、大人としての行動に責任の重みを感じます」  

照れくさそうに笑いながら塚越は答えるが、成人式では嬉しいこともあったようだ。

「成人式で久しぶりにあった友人から突然言われたんですよ。お前は凄いな小さい頃からやりたいことが見つけられて、でも俺もやっと見つかったから頑張るよって言われたんです。

僕はみんなよりも早くやりたいことが見つかっているんだな、これは幸せなことなんだなぁって感じましたし、何より励みになりました」
 

レーサーとして伝えたいこと

ARTAギャルと共にSA05の前で写真に収まる塚越広大。
最後にレースを通じて伝えたいことを聞いてみた。

「そうですね。レースを通じて、僕がどういうことをして、こういうドライバーになったかというのをもっと知ってもらいたいなと思っています。少しでも詳しく知ってもらえたら嬉しい。

そしてそういうことを通じて、サーキットに来てくれている子供達が僕でもできる僕でも頑張ろうって思ってくれたら嬉しいし、子供だけでなく大人の方でもそう思ってくれる人がいたらいいなと思います」


塚越の目標、F1
塚越広大はとにかくレースが好きだ。
全身全霊をレースに注いでいる印象がある。F1という目標に向かってフォーカスを定め、ストイックに自分をコントロールし集中する直向(ひたむき)な姿は成人を迎えた今年もサーキットで見られるだろう。

驚異の新人と騒がれたあの時のことからか、塚越は自分自身のことをもっと深く知って欲しいし、伝えたいという。彼が今手に入れている環境は恵まれたものだが、それは彼が苦しんだ後に全力で掴み取った結果から得られたものだろう。

周りの支えが無ければレースができないこともよく理解している。常に崖っぷちなのだ。独走ばかりの印象が強いが決してそうではない。僕は塚越広大ほどに人間臭いレースを見せるドライバーは居ないと思っている。

2007年 塚越広大のレースにご注目いただきたい。 

塚越広大 オフィシャルサイト


(取材協力:SUPER AGURI COMPANY

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