MAZDA(マツダ)/プレマシー

新型プレマシーの「頑張り」は伝わるのか?(2ページ目)

新型プレマシーが発表された。といっても大まかなアウトラインなどは、事前に行われたイベントで公表済み。フルモデルチェンジにあたって、どこに力を入れてきたのか? そして、その頑張りはユーザーに伝わるのか?

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

マツダの大バーゲンセール

プレマシー
今までコンセプトカーなどに用いられてきた「NAGARE(流れ)」のデザインを、量産車として始めて本格採用

まず燃費。売れ筋グレードに『i-stop』(アイドルストップ装置)を採用。10・15モード燃費を16km/Lに改善させている。ストリームやエクシーガをうっちゃり、このクラスで最も燃費良いウィッシュの1.8リッター(16.2km/L)に肉薄する数値だ。

アクセラから採用されたi-stopながら、意外にもあまり評価されていない。実用燃費で同じアクセラの1.5リッターに届いていないからだと思う。そもそもマツダの2リッターMZRエンジンは燃費がイマイチ。アイドルを止めても「燃費悪い」から「燃費普通」になった程度でした。

けれど新型プレマシーの16km/Lというデータは素晴らしい。ぜひとも試乗して実用燃費をチェックしてみたい。ウィッシュやストリームと同等なら、燃費悪いという評価を完全に克服出来ることだろう。参考までに書いておくと、i-stop無しも15km/Lと優秀。

プレマシー
燃費はi-stop有りで16km/L。無しのベースグレードだと15km/Lとなる。実用燃費が気になるところだ

価格も頑張った。i-stop無しのベースグレードが179万9000円。i-stop付きで192万円である(姿勢制御装置DSCも標準装備)。アクセラのi-stopが189万円だということを考えれば大バーゲンセール。果たしてマツダの「頑張り」はユーザーに伝わるだろうか?

先代のプレマシーのようにデビュー直後に試乗レポート掲載され、以後、全く露出の無い状況だとクルマの存在そのものを忘れられてしまう。クルマに興味を持って貰えないご時世だけに、新しい広報&宣伝戦略でアピールし続けないと厳しいと考えます。
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