SUBARU(スバル)/レガシィ

“日本のヒーロー”になれない新型レガシィ(2ページ目)

誕生から20周年を迎えるレガシィがフルモデルチェンジ。“和風のクルマ作り”感じさせる今までのレガシィだったが、新型はボディサイズを大きくして上級移行した。果たして日本のレガシィファンの反応やいかに?

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

比較すべきはクラウンやフーガ?

レガシィ
ドライバーだけでなく、乗客のことも意識して開発された新型レガシィ。リアシートの快適性も、高級セダンに引けを取らない

一方、新型レガシィを「全く新しい車種」と考えるなら、なかなか魅力的だ。4ドアセダンの「B4」ですら全長4730mm×全幅1780mmというマークXと並ぶボディサイズを持ち、加えて押し出しの利くデザインを採用した結果、高級感さえ漂う。リアシートに座るとクラウンやフーガよりゆったりしてます。ツーリングワゴンも二回り大きく感じる。

このクラスでは珍しいフルタイム4WDを採用。2.5リッターの4WD車で14km/Lという10・15モード燃費、こらもうダントツでしょう。アコードやアテンザ、ティアナなど同じクラスのライバルと比べれば価格すら安く感じます。おそらく試乗すると、さらに新型レガシィの評価は高くなると思う。日本市場だけ車名を買えて売ったら面白かったかも(エクシーガをレガシィの後継車に育てればいい)。

参考までに私が望んでいた新型レガシィの姿を書いておく。ボディサイズは居住性を向上させつつ従来のまま。もちろん軽量化し、空気抵抗も減らす。エンジンについちゃVWのTSIの如く1.5リッターくらいに小排気量化して過給。アイドリングストップを入れ、実用燃費を20%向上させる、というもの。見事に全て逆の方向に行っちゃってる。国沢光宏、もはやKYなのか?


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