SUBARU(スバル)/レガシィ

新型レガシィは大型レガシィ!?

クルマ好き待望となる新型レガシィが5月20日に発売する。アメリカ市場を意識したこともあり、ボディサイズが大幅に拡大したレガシィ、果たして日本では受け入れられるのか?

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

Eクラス並みに巨大化

レガシィ
ニューヨーク国際自動車ショーで公開された新型レガシィセダン(米国仕様)。プリウスほどではないものの、発売前から様々な情報が流れている

ただでさえクルマに対する感心が低くなっている状況の中、100年に一度の不況である。メーカーも「新型車ですら積極的なアピールをしないと存在感が薄くなってしまう」という危機感を持っているのだろう。なぜか発表前の新型車の情報もどんどん流れてくるから面白い。新型プリウスなんか価格や装備内容、オプションの価格に至るまで公開されちゃってます。

新型レガシィの場合、プリウスほどじゃないものの、アメリカのモーターショーで実車を公開。連休前からディーラーに対しても資料を配付し始めているらしく、様々な情報が流れている。5月20日の発表日まで待ちきれない、と言う人のために概要の紹介などをしてみよう。残念ながらプリウスと違い、価格や装備内容までは解りません(それが普通ですけど……)。

レガシィ
全長×全幅×全高は4735×1820×1505mm(米国仕様)。アメリカ市場を意識したため、ボディサイズは現行モデルよりも大幅に大きくなった

まず現行レガシィと大きく変わるのがボディサイズ。新型レガシィは「アメリカで売れるクルマにしたい」ということを最大の開発目標にしたため、二回り、いや三回りくらい大きくなっている。アメリカ仕様のスペックを見るとベンツEクラスとほとんど同じサイズなのだ(日本仕様はフェンダーの張り出しが少なく幅のみ40mm狭い。それでも1780mmあります)。

アメリカで売ることを優先した結果、巨大化したアコードなどと同じ流れ。確かに販売台数が伸び悩む日本市場より、ヒットすれば大きな利益を上げられるアメリカや中国市場を重視したいという狙いは理解できる。加えてデザインとしちゃ相当カッコ良い。セダンボディのB4もステーションワゴンもアウトバックも迫力満点。これまたアコード風で、アメリカを相当意識したのだろう。

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