妥当な価格設定だったが……
次期型アクセラに搭載されるアイドリングストップ装置「i-stop」。東京都内のような、発進・停止の多い環境では大きな効果を発揮する |
新型プリウスが自動車業界に与えた影響たるや、予想をはるかに超える規模になってきた。確かに新型プリウスの車両価格や、通常エンジンの半分という燃料コストを考慮すれば、中途半端なクルマを出しても勝負の舞台にすら上がれない状況。
6月の発表が予定されている次期型アクセラに搭載される「i-stop」(アイドリングストップ装置)だって例外じゃありません。このシステム、ブレーキ踏んで停止するとエンジンが止まり、発進すべくブレーキから足を離すや始動するというもの。
東京都内のような信号多い状況なら、標準エンジン車より10~20%燃費良くなると思う。マツダ期待の新技術ということもあり、今回試乗した2リッターエンジン+ i-stop(アイドリングストップ装置)を210万円程度で販売する予定だったらしい。
現行アクセラの2リッター車の価格は194万円。これにサイドエアバッグと姿勢制御装置、直噴エンジン、i-stop(アイドリングストップ装置)を加えたと考えるなら、新型プリウスの205万円さえ無ければ妥当な価格だと思う。
参考までに書いておくと、新型アクセラはヨーロッパだと「Cセグメント」に属し、新型プリウスと同じクラス。絶対的な動力性能からすれば新型プリウス優勢。同じ燃費&装備内容なら、同じ価格ということになります。
一方、実用燃費はプリウスに及ばず。燃料コストの差を考えたなら「180万円くらいじゃないと意味無いと理解してます」(マツダ関係者)。すでに出来上がったクルマの価格を30万円も下げなくちゃならないのだから大変だ。
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