MAZDA(マツダ)/その他のマツダ車

“楽しさ”を磨き続けるロードスター(2ページ目)

昨年末、オープン2シーターの火付け役となったマツダ・ロードスターに、マイナーチェンジが施された。発売から20年経つ今なお、クルマの楽しみを失うことなく着実な進化を重ねている。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

クルマの楽しさを忘れた人へ

ロードスター走り
「意外」な低速トルクもトピックだが、高回転域に関しても進化している。最高回転数を7000rpmから7500rpmとすることなどにより、高回転域での伸び感を向上させた(MT車)

もう一つの「意外」はエンジンの低速トルク。アイドリングより少し高い回転数くらいでクラッチミートしても元気よく走り出し、2000回転も回してやればグイグイ加速していく。やはり軽いボディにトルクのあるエンジンを搭載しているだけある。

少し引っ張ってやれば、あっと言う間に流れの先頭に出てしまうほど。ロードスターはスポーツカーのジャンル区分の中で「ライトウエイトクラス」に属するが、やはり絶対的な動力性能で評価すると「十分に速い!」ということになります。

新開発のインダクションサウンドエンハンサーを採用(RS RHTとRSのみ)。躍動的なエンジンサウンドがコクピットに響き、「人馬一体」の楽しみをより堪能できる
静粛性を向上させるとともに、心地よいエンジンサウンドをより際立たせる新技術も採用(RS RHTとRSのみ)。メリハリの効いたエンジンサウンドがコクピットに響き、「人馬一体」の楽しみをより堪能できる

考えてみれば“ほぼ”ノーマル状態のロードスターで、筑波サーキットを1分10秒程度で走ってしまう。同じエンジンを搭載する輸出仕様なら最高速だって200km/h以上出る(日本仕様は180km/hで稼働する速度リミッター付)。

ハンドリングは「軽快」の一言。ハンドル切ると、文字通り「意のままにフロントノーズ向きが変わる」感じ。道が曲がっていれば曲がっているほど楽しい。 天気の良い日なら屋根を開けてどこまでも走って行きたくなるだろう。

何より運転そのものが気晴らしになります。「最近クルマに楽しさを感じない」という人は、次の休みにでもマツダのディーラーに行ってロードスターに試乗してみることをすすめたい。クルマの楽しさを思い出すんじゃなかろうか。

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