フィットよりも、デミオよりもいい!
「JC08」は2009年10月に導入される新燃費測定法。新型車については規定値(目標値)が定められており、それを超えていないと認可されない |
賞賛すべきが実用燃費である。何と! 10・15モード燃費「JC08」(新しい基準)を、ハイブリッドを除く新型車で初めてクリアしているそうな。新型車に適用されるJC08は非常にハードル高く、燃費自慢のホンダ・フィットやマツダ・デミオもパス出来なかった。
プリウスのレベルにこそ届いていないが、ヴィッツやフィット、デミオといった燃費自慢のコンパクトカーより10~15%程度優れた実用燃費を実現していると思う(流れの良い道の通勤で16~18km/Lといったイメージ)。
助手席側の前方スライド量を増やし、助手席後ろに大人一人が座れる広さを確保している。それによって大人3人と子供1人が乗ることができる |
気になる居住性はどうか? 運転席と助手席の広さに関して言えば「カローラ級と同等以上」。小さいクルマに乗っている気にならず。助手席を前にスライドさせると(運転手の視界をジャマしますけど……)、助手席後ろの後席に大柄な成人男性が座れる。
まぁ全長3mというiQの全長、欧州の優遇措置を受けるためのもの。日本だと大きな意味持たない。iQで使われた「小型化技術」を投入し、全長を50cmくらい伸ばしたクルマなど作ったら、間違いなく世界一のコンパクトカーになるだろう。
価格は130万円前後~160万円前後になるとウワサされている(現時点で正式なコメントは一切無し)。この価格帯、軽自動車を含め手強いライバルばかり。トヨタがどういう作戦で新しいコンセプトのエコカーを販売するのか楽しみです。
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