高級車ではなかった?

iQフロント
11月20日に発売されるトヨタ・iQ。ディメンションは2985×1680×1500と、全長は3mを切っている
今年トヨタがイチオシするiQを紹介するのは2回目になる。前回試乗し、辛口のレポートをお届けしたプロトタイプより進化しているとのこと。完全な市販バージョン、どんなクルマなのか改めて紹介してみたい。

「あらま!」と驚いたのが、iQの「訴求点」を大きく変えてきたこと。これまで「プレミアム・コンパクト」(小さい高級車)と言ってきたのだけれど、「ニュー・ウェイ」(新しい選択肢)になってます。

チーフエンジニアの中嶋さんによれば「開発当初から高級車でなく、環境を考えた新しい価値観のクルマを作ってきたつもりです」。中嶋さんは多くを語らないけれど、どうやら営業政策により勝手に高級車にされてしまったらしい。

iQリア
リアシートは大人1人と子供1人が乗れるように設計されており、ハッチバックを開くとすぐにリアシートが見える

実際、iQに乗ると、高級の反対だ(バカボンのパパみたいな表現です)。セルモーター音は「ちゃり~ん」というダイハツ製3気筒のまんま。アイドリングも軽自動車と同じ3気筒特有のプルプル状態。

インテリアだって樹脂を「コツコツ」とノックしたら硬い素材そのまんま。走り出しても高級の反対が続く。エンジンフィールときたら全く普通の軽自動車。これを高級車と言われて乗ったら「?」を100個付けたい。

足回りもプロトタイプと変わったものの、進化とは言い難い。プロトタイプはリアサスペンション柔らか過ぎたため、走り出す度にお尻が沈み込んだ。市販車でリアサスペンションだけ硬くした結果、もう街中のデコボコを全て拾う感じ。