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SUVテイストの2代目「イスト」

北米を意識した2代目イストは、外観にSUVテイストのデザインを採用したクロスオーバー車だ。本格SUVではないが、男性を意識した数少ない個性的なコンパクトカーとして注目したい。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド



アメリカ人好みのSUV風

イスト外観
ガラリと変わった2代目イスト。全長3930×全幅1725×全高1525mmの3ナンバーサイズ。価格は165万9000円~199万5000円
北米基準のコンパクトカーにアメリカ人が好むSUVテイストをふりかけたのが、2代目イストだ。彼の地ではSCION(サイオン)ブランドとして売られるコンパクトカー。サイオンは日本のネッツ店取り扱い車種をさらに若者向けに振ったようなイメージである。初代イストからは同じクールな印象ながらも、もう少し控えめというか都会的、あるいは女性的な印象を受けた。一転して新型は、車名こそ踏襲したもののかなり大胆に生まれ変わっている。大きくなり、男らしい無骨さを増した。その表向きの理由としては、日本ではヴィッツに代表されるコンパクトカーの多くが女性を意識したもので、男性向けが少ないということ。しかし乗ってみると、「アメリカを主要マーケットに据えたらこうなったか」と思うことも少なくなかった。

競争激化のコンパクトカー

リヤビュー
前後ともにアンダーガード形状を採用する。オフロード専用コースを走るためのような機能最優先ではなく、見た目優先のオシャレアイテム
フォルクスワーゲンのクロスポロのようなコンパクトカーにSUV風味を加えた新型イストなので、本格的なオフロード走行はもちろん想定していない。しかし、クロスポロのようにしっかりとした基本性能を備えているので、メーカー自身の手による「公式ドレスアップ」のようなクルマだ。

ヴィッツやラクティスに乗るには抵抗があるけど、大きいクルマや本格派のSUVは要らないという団塊ジュニア世代をターゲットに据えたという。私もその世代だが確かにヴィッツに乗るには正直抵抗がある。もし子供がいて、ヴィッツの後席にチャイルドシートを装着するとなると、スペース的にはもの足らなくなってしまうだろう。でもまだミニバンは要らないという層もいる。だが、コンパクトカーを謳っている割にはボリューム感十分の見た目どおり、実際に小さいとは言い難い。セカンドカーとして下駄代わりに乗るには価格もサイズも立派。ファーストカーとしてチョイスしてもハズレではない。後席も感心するほど広く、同時にデビューしたマツダ・デミオよりも広さと価格はひとクラス上のクルマといえるだろう。

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