超高効率パッケージがウリ

iQフロント
3月16日まで開催されたジュネーブモーターショーで出展されたiQ。超高効率パッケージングにより燃費を追求する新世代のエコカーだ

東京モーターショーに参考出品され、今年中の市販化をアナウンスしていたトヨタの省燃費小型車「iQ」の量産バージョンがジュネーブモーターショーで公開された。と言っても詳細は依然ナゾだらけだったりする。現時点で判明している点のみ紹介したい。

さて。今年最大の注目車という声も出ているiQのコンセプトは、世界中の自動車メーカーにとって重要なテーマとなっている「二酸化炭素削減」(燃費の追求)である。その手段としてハイブリッドやディーゼルを前面に押し出すのではなく、「プレミアム性も備えた超小型車」というスタンスを採用するのが興味深い。ベンツの小型車部門であるスマートの「フォーツー」(全長2720mm)に近い位置付けといっていいだろう。

iQリア
全長×全幅×全高2985×1680×1500mm。タイヤをできるだけボディ四隅に配したことが特徴

スマート・フォーツーと決定的に違うのは4人乗り(正確には大人3人+子供1人)とした点。iQの全長を見るとスマートより250mmほど長い2985mmとなるが、逆にその程度のボディサイズ延長で4人乗りを成立させてきたのだから凄い。

実際「3m以下の全長の中に4人を乗せる」という難問をクリアすべく抜本的な対策を行っている。例えばトランスミッションを新開発することに始まり、ステアリング構造を見直し、燃料タンク配置も工夫。足元空間を広げるためフロントシートの超薄型化などまで手を付けています。

ジュネーブショーで実車に座った知人に聞くと「広さはトヨタの主張通り大人3人と子供1人が十分乗れる」。懸念事項を挙げるとすれば、助手席の後方に大人が乗った場合、助手席を前目にセットしなくてはならないこと。隣に座った人の体型次第じゃサイドミラーを確認する際に見づいかもしれない。

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