海外では売れ行き好調だが……
ボディサイズは先代よりも一回り大きくなった。350XVグレードで394万8000円 |
日本だと「コストパフォーマンスが高い実用本位のセダン」という薄味のティアナながら、中国やロシア市場では「立派なクルマに見える」と言うことで売れ行き絶好調だった。実際、新型ティアナの世界初公開の場として4月の北京モーターショーを選んだほど。日産に聞くと「グローバルな視野で見たならお金持ち向けのセダンという重要な位置づけです」。
「おもてなし」がテーマのティアナ。先代よりもより流麗なデザインに仕上がったダッシュボード |
写真だと強い印象を感じない新型ティアナながら、実車はなかなかカッコいい。4850mmという全長(全幅は日本での使い勝手を意識してか1800mm以下に抑えられている)を生かした流麗さなど、これまでの日本車になかった雰囲気さえ持つ。インテリアもLサイズのセダンに相応しい仕上がり。室内やラゲッジスペースもボディサイズの大きいFF車らしく広大だ。
350XVに標準装備されるスタイリッシュガラスルーフ |
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