ベンツエンジン搭載のスカイラインGT-tが登場

ベストカーやカートップといった専門誌で発売前から大いに話題を集めているベンツ製エンジン搭載のスカイライン200GT-tが発表された。果たして既存のハイブリッド車とドチラを選ぶべきなのだろうか? スペックや走りの味などまで勘案したバイヤーズガイドをお届けしたい。
スカイライン

スカイラインGT-t

まず200Gt-tの価格だけれど、スカイライン自慢の『ダイレクトアダプティブステアリング』(電気信号でハンドルを動かす先進装備)が付かない状態で383万4000円。この装備、秋に30万円くらいの価格で200GT-tにもオプション設定になるという。エンジンはベンツEクラスと同じで211馬力。

一方、ハイブリッド車のスペックを見ると、306馬力を発生する3.5リッターV6に68馬力のモーターを組み合わせており、システム出力364馬力とパワフル。前述のダイレクトアダプティブステアリング付きで462万4560円。したがって実質的価格差は約50万円となっている。

より正確に書くと、ハイブリッドと2リッターターボの売れ筋になる『タイプP』の場合、税金が12万円くらい違うため、価格差がさらに縮まり38万円となる。実用燃費をカタログ燃費の7掛けだとしたら、走行1万kmあたりのガソリン代は5万円差。何と8万km走ったらハイブリッドの方が安くなってしまう。

つまり8万kmくらい乗れば圧倒的にパワフルでベンツ製4気筒より静かなV6ハイブリッドの方が安くなる計算。ただダイレクトアダプティブステアリングなしでよければ2リッターターボもリーズナブル。ガイドならどすうるか? 困ったことにダイレクトアダプティブステアリングが嫌いなのだ。

ハンドルの手応えは人工的かつ大味だし、大きなメリットも感じない。乗り比べると、普通のステアリング機構を採用している200GT-tの方がずっと気持ち良いし楽しい。もしこの機構のないハイブリッドを選べるのなら迷わない。ハイブリッドです。でも現状だと普通のステアリング機構の200GT-tに魅力を感じる。

価格帯的に、高性能なドイツ車が競合に

ここで迷うのが間もなく日本発売となる新型ベンツCクラスだ。最新型のベンツ製2リッター4気筒ターボを搭載し、世界最高性能を持つ自動ブレーキ装置や、車線変更時の死角に他車がいたらハンドル切れないようにする装置など、安全装備テンコ盛り。ボディサイズはスカイラインとほぼ同じ。

500万円を切った価格で日本発売になると言われています。スカイライン200GT-tタイプPは421万2000円。80万円くらいの差でしかない。だったら新型Cクラスというチョイスもあるだろう。海外でスカイラインのライバルになるBMW320iは477万円だ。

スカイラインくらいの価格帯になると優れた性能持つドイツ車も競合してくるから悩ましい。「せめて200GT-tの価格が30万円くらい安ければ」と日産の担当者に聞いてみたら「ベンツから購入しているエンジン+AT変速機がシビレるくらい高いんです」。とりあえず新型Cクラス待って決めることをすすめておく。

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