SUBARU(スバル)/レガシィ

次期レガシィは「リッター20km」!?(2ページ目)

エコ時代の昨今、ハイブリッドと並んで注目を集めるのがディーゼル。そこへスバルが水平対向ディーゼルを搭載した次期レガシィを発表! スペインでのレガシー試乗をレポートする。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

例えるなら「妥協しない寿司屋」

レガシィ・走り
想像以上に静粛性は高い。直4ディーゼルと比べても遜色ないレベルに仕上がっている。最高出力は150ps

お待たせしました。いよいよ水平対向ディーゼルであります。試乗前、スバルの開発担当者に聞いてみたら「ライバルのディーゼルと比べても静かでスムースです」。半信半疑のまま試乗してみたら、なるほど! 高速巡航中のエンジン振動は皆無に近い。

騒音レベルも低く、助手席のパッセンジャーと普通の声量で会話が出来てしまう。もちろんライバルの直列4気筒ディーゼルの騒音や振動だって何ら不満無いレベル。水平対向は要求レベル以上に静かでスムースなのだ。

普通のディーゼルを「美味しいと評判の回転寿司」だとすれば、水平対向ディーゼルは仕入れから妥協しない職人のいる寿司屋みたいなもの。必要以上だけれど、通人にとっちゃ辛抱たまらない質感です。

エンブレム
日本への導入は2012年秋くらいになりそう
こうなると気になるのは日本発売の時期。残念なことに少し待たなければならない。現在の実力は「ユーロ4」と呼ばれるランク。その上に「ユーロ5」(現在日本で商用車として施行されている規制とほぼ同等)がある。スバルもここまでは何とかクリア出来るメドを付けた模様。

日本発売となれば、「ユーロ5」より格段に厳しい「ポスト新長期規制」(ユーロ6。アメリカではBIN5)をクリアしなければならない。こいつのハードルは猛烈に高く、現時点で解決の見通しはついていないようだ。

スバルの森社長は「2010年代の早い時期に売りたい」とコメントしているが、おそらく早くて2011年の秋。まぁ2012年の秋までに市販出来たなら上出来だと考えています。参考までに書いておくと、素晴らしいのは燃費。レガシィの4WDでもリッター20kmくらい走るような超省燃費モデルになるだろう。
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