こんなモデルチェンジ、見たことない
先代と比べ、ボディ重量の増加は10kgに抑え、馬力を14psアップさせた。動力性能の違いは誰でも分かるレベルだ |
この二つを変更した結果、驚くほど良いクルマになった。キビキビしたハンドリングや、軽快な動力性能に代表される先代フィットの良さをキッチリ引き継ぎながら、弱点を完全に消してきたのである。アクセルを踏むと滑らかに発進し、乗り心地なんかコンパクトカーと思えないほど良好。
もう一つ。室内のユーティリティを向上させるべくホイールベースを従来型より50mmも伸ばした。結果、リアシートのレッグスペースや、ラゲッジスペースが少しづつ拡大。もはや1.8リッタークラスと真正面から比較出来るくらいの実用性を持たせている。
ホイールベースを50mm伸ばすことで、居住スペース&ラゲッジスペースをアップさせた。ラゲッジには床下収納スペースが設けられ、使い勝手が向上 |
加えて衝突安全性向上を狙い、補強まで加えた。本来なら50kgくらい重くなって当然といった仕様向上を行ったと思う。参考までに書いておくと、マツダ・デミオは軽量化のため二回りくらいボディを小型化。車重990kgに抑えたとアピールしてます。なのにデミオを全く相手にしないくらい広い室内スペース持つフィットは1010kg。従来型より10kgしか重くなってないから凄い。
それだけじゃありません。エンジンも86馬力から100馬力にパワーアップ。このクラスで15%程度パワーが上がると、誰でもハッキリ体感出来るだろう。それでいてカタログ燃費が従来型と同じ24km/リッター。実用燃費は5%以上向上しているそうな。
フロントバンパーの先っちょからリアバンパーの最後まで、全て良くなっていると理解して頂ければよかろう。これほどカンペキなフルモデルチェンジ、見たこと有りません。悪くなっている部分が無いのだ。となれば価格は上がって当然。
けれど発表されたプライスリスト見たら従来型とほぼ同じ。マカ不思議なことであります。おそらく世界一コストパフォーマンス高いコンパクトカーだと思う。
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