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大きくなった新型ステップワゴン

ついに4代目となるステップワゴン/ステップワゴン スパーダが登場した。先代から一転ボディを長く、高くして室内をより広くしながら、シートアレンジに磨きをかけている。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

全長と全高をアップ!

フロントビュー
まず評価すべきは5ナンバー枠を死守したこと。全長4690×全幅1695×全高1815mmは先代よりも50mm長く、45mm高くなった。価格は208万8000円~345万8000円
1996年に初代、2001年に2代目、先代は2005年、そして4代目となる新型ステップワゴンが登場した。なお、ステップワゴン スパーダは10月23日発売と2週間後になる。今回のステップワゴンは、先祖返りとも「セレナ・コンプレックス」ともいえるだろう。先代からの低床フロアは継承しながら、低全高というチャレンジはやめてしまった。

まだ公道試乗はできていないが、発表前のプレス向け撮影会で丸1日触れることができたので、4代目ステップワゴンについてお伝えしたい。

サイズアップは室内へ還元

リヤビュー
リヤクォーターピラーをブラックアウトしつつ、大きなウインドウを採用することで、広大な車内空間であることを連想させる。実際に視界のよさを実感できるし、開放感の高さも図抜けている
先代は箱型でも傾斜したルーフラインや勢いよく跳ね上がるキャラクターライン、そして低床と低めの車高として走りのよさを追求した意欲的なモデルだった。主査がタイプRなど、走り系を手がけてきた方らしい評価できる挑戦だった。

しかし、セールス面では日産セレナに大きく水を空けられた。一般ユーザーには先代の解釈は難しかったのかもしれない。新型ステップワゴンは、セレナ潰しとも思える方向性をハッキリと打ち出しているのが特徴だ。見た目からして5ナンバー枠をめいっぱい使った空間効率重視なのがわかる。

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