SUZUKI(スズキ)/スズキ

スズキを変える!? 新スイフトの実力値(2ページ目)

デビュー以来、国内外で好評のスズキのスイフトがマイナーチェンジを受けた。1.2リッターエンジン+CVTの新パワートレーンを搭載した「XG」とホットハッチ「スポーツ」のインプレッションをお届けする。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

スポーツもこっそり進化

スポーツ・フロント
スイフト・スポーツのパワーユニットは従来どおり1.6リッター直4。ミッションは4AT(168万円)と5MT(162万7500円)
永田:
2台目の試乗車はスイフトスポーツです。こちらはギアレシオの変更と姿勢制御デバイスのESPが付いたことが主な改良ポイントだそうです。

国沢:
スイフトスポーツは、最近では少なくなってしまったコンパクトカークラスのスポーツモデルの期待の星だからどのくらい良くなっているか注目したい。

永田:
助手席に乗っていても、動き出してすぐ「なんか今までとは違うぞ」っていう雰囲気が伝わってきますね。

国沢:
全体的に今までのちょっと大人しい感じから硬質というか筋肉質なフィーリングになった。

永田:
エンジンも数値的には変更ないそうです。ただレッドゾーンが6800回転から7200回転に上がったことと、ギアレシオが変更されたこともあって、ギアのつながりがかなり良くなったせいか体感的なパワーが上がっているように感じます。

国沢:
ホットハッチとして見れば絶対的な速さというかパワーが欲しいのは今までと同じだけど、エンジン音もスポーティになっているから全体的にスポーツモデルらしい雰囲気が出てきた感じ。

スポーツ・リアスタイル
ディメンションは全長×全幅×全高3765×1690×1510mm。今回のマイナーチェンジでイギリス仕様と同じサスペンションを導入した
永田:
足回りやエンジンマウントなどのパーツも仕様変更が行われているようで、今まで気になっていたアクセルオフしたときのエンジンの揺れやシフトフィールもかなり良くなっているし、クルマの動きもシャープさを増しています。

国沢:
サスペンションはイギリス仕様と同じになったということだけど、前期型より明らかにスポーティ。ハンドルを切った時の反応も格段にシャープになっている。メーカーのアナウンスよりもずっと手間のかかったマイナーチェンジだと思う。

永田:
個人的にスイフトスポーツって欲しい車の1台だったんですけれど、高回転域の伸びがイマイチだったり、シフトフィールの悪さなど細かい部分の甘さが気になっていたんです。まあ、値段が比較的安いクルマですから、そのあたりは「安い分、後からモディファイすればいいか」なんて思っていたのですが、そのモディファイをメーカーでやってくれたので本気で欲しくなってしまいました。

国沢:
スイフトは標準タイプもスポーツもものすごく良くなったと思う。今まで、クルマを選ぶときにスズキを候補に挙げることもなかったような人にも一度乗って見て欲しい。きっと、スズキに対するイメージが変わると思います。

【関連リンク】
スイフト公式サイト
スズキお客様相談室 TEL0120-402-253
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