ラリーでは味わえないワクワク感
予選タイムは上々だったけれど…… |
本番はスタートだけ真剣勝負してみた! 発進勝負ならみんなと条件一緒ですから。笑っちゃうくらいドンピシャのスタート! 前のクルマがややアウト側に動いたので、イン側から追い越す。その前は渋滞中。続いてアウト側のラインを取りアウトからするする前に!
おお! 7番手に上がってます! 第一ヘアピンは半車身前を走る河口君がアウト側のまま併走状態で進入。ここは上手くコラえたものの、続くダンロップ下で不利なラインとなり引く。なんせゲストドライバー。迷惑かけられません。
2ラップ目。第二ヘアピンでシフトミス。2速から5速に入っちゃいました。こんなミスをベテランの皆さん見逃すハズなく、バックストレートで後続車に抜かれ8位に後退。
しかしこれがマズかった。ここで抜いていったドライバー、予選タイムで0.5秒くらい速い。前を行く河口君と激しいバトルが始まっちゃったのだ。河口君、強力なライバルを送りこんじゃってごめん!
ビッタリ付け、ミスあったら抜いてやろうと狙うも、それどころじゃない! 二人共ミスするのだが、コース外まで飛び出したり真横になっちゃったりするからアブなくてしょうがありません!
2ラップくらい激しくバトルしてるウチ、ダンロップ下で河口君が完全にアウト側のグラベルに飛び込む。もちろんアクセルなんか戻してないぞいおい! ハッキリ見える大きさの石なんか飛んでくる。当たったらフロントガラス割れ間違いなし!
このあたりがジジイの判断力。少し引く。するとどうよ! 後ろ見たら予選上位だったクルマにビッタリ付けられます。虎視眈々と狙ってたのね! 甘くねぇな。このクラス。
気合い入れて走ったら、距離開いていく。しばし波乱のない展開。う~ん! 見せるレースをしなくちゃならん。と考えていたら、またしても第二ヘアピン立ち上がりで5速に入り並ばれる。
となればこの人(やはり予選は上位だった)とのバトルを楽しみましょう! されどアカン! 絶対的なタイム差があるためストレートでジワジワ引き離れていく。またしても河口君に強敵を送り込んじゃいました。それにしてもバトルになるとメチャ楽しい! ラリーじゃ味わえないワクワク感です。
ノーマル状態のロードスターだったが意外なほど楽しめた。 |
ちなみに河口君も私が送り込んだ刺客に全てヤラれて8位。ジャーナリストが3台並ぶ。というか、市販車と全く同じ状態のノーマル車の実力なんだと思う。とは言えディーラーから納車してもらった状態のクルマでサーキットを走り、これほど楽しめるということに驚く。
皆さんもレースに興味あったらぜひロードスターのワンメークレース(パーティレースという名前)など出てみたらいかがか? 初級クラスなら、レース未経験者でも十分楽しめます。