カラーコーディネート/カラーコーディネート関連情報

東京で決定!2011年の流行色はあの色(4ページ目)

2009年12月、日本ではじめて「インターカラー会議」が開催され、2011年秋冬のトレンドカラーが選定されました。具体的な資料は公表されていませんが、記者発表の内容をダイジェストでお届けします!

松本 英恵

執筆者:松本 英恵

カラーコーディネートガイド

カラーデザインにとって必要なこと


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インターカラー in Japan 記念シンポジウム 「大きな流行を生む小さなもの―Micro trends to give influences to Fashion―」 インターカラー in Japan 記念シンポジウム 「大きな流行を生む小さなもの―Micro trends to give influences to Fashion―」
2009年11月30日、国立新美術館3F講堂にて、開催されました。

不況という状況の中で、ポジティブなトレンドカラー情報が発信されましたが、この背景には、人間は悲観的になってはいけない、楽観的なものを持って生きていかなくてはならないという考え方があります。インターカラーが発信するトレンドカラー情報には、生きることが楽になるように、生きることがもっと楽しくなるように、ポジティブに生きていこうというメッセージが含まれているのです。

色即是空という禅問答があるように、私たちそのものが“色”であると言い換えることもできるでしょう。会場には、「私たちは“色”である。カラーは思考に影響を与え、行動を変え、そして反応を引き起こす。あなたの血圧を上げることもできるし、食欲を抑制することだってできる。」というメッセージがかかげられていました。

私たちを取り巻く環境には、さまざまな色がありますが、色だけをとりあげると、サインとして使われることが多く、色は言葉のような役割を果たすと考えられています。しかし、色だけでは何のコミュニケーションにもなりません。私たちが色を使ってアクションを起こすことによって、はじめてその色に意味が生まれるのです。

トレンドカラー情報は、主に、商品企画やマーケティング、デザインなどの現場で活用されます。企業や個人がアクションを起こすとき、カラーデザインが重要な役割を果たします。色に独自の意味が付与され、人々の心に響いたとき、色はコミュニケーションの媒体となりうるのです。

【取材協力】
財団法人日本ファッション協会 流行色情報センター(JAFCA)


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