台湾にはどんな町がある? エリアガイド
台湾の総面積は九州を一回り小さくした大きさで、人口は約2306万人です
台湾は四方を海に囲まれた島国。九州を一回りほど小さくした、サツマイモのような形の台湾本島と、緑島や金門島などの離島があります。
台湾本島は大まかに分けると4つのエリアに分けることが出来ます。大都会、台北やレトロな町、九ふんがある台湾北部、茶芸館発祥の地でもある台中がある台湾中西部、港町の高雄や古都台南がある台湾南部、自然に恵まれ、知本温泉や太魯閣渓谷がある台湾東部です。
台湾高速鉄道に乗れば、北部から南部まで約90分で移動できるんですから、日帰りだって十分可能。ただし地方に行ったら、あまりの楽しさについつい泊まりたくなってしまう可能性もありますが……。親日的な人が多い台湾は、漢字を書けば通じる部分も多いことから、初めて行く海外としても最適。それではまず、台湾北部からご紹介しましょう。
まずはここに行きたい! 台湾北部
■台北台湾北部は、台北市、基隆市、台北県、桃園県、新竹県があるエリアです。中でも日本から台湾を訪れるときの玄関口になる台北は、台湾一発展している大都市でもありますから、台湾ビギナーならまずは押さえておきたい街と言えます。
観光やショッピング、グルメにマッサージと老若男女問わず多目的に楽しめる町、台北。世界3大博物館と言われている国立故宮博物院や元台湾総統の蒋介石を記念し建てられた巨大建築物の中正紀念堂が有名です。さらに路線バスや電車を使って日帰りで行ける近郊の町をプランに組み込むことで、旅の楽しみがまた広がります。
>>>さらに詳しい台北旅行情報は台北サイトへ
■九分
台北の南東に位置する九分(分はにんべんに分)は、映画「千と千尋の神隠し」のモデルとも言われていて、その素朴な雰囲気から、日本人観光客からの人気も高い町です。観光の目的は街のそぞろ歩きと茶芸館。眺めのよい茶芸館(中国茶カフェ)でのんびり台湾茶を飲みながらおしゃべりしたり、芋圓と呼ばれる芋団子のスイーツを現地の人に交じって味わう……そんなゆったりとした時間を楽しんでみては?
【九分へのアクセス】
MRT忠孝復興駅近くのバス停から乗車して九分で下車、または台湾鉄道(台鐵)台北駅より自強號(特急)で瑞芳駅まで行き、そこからバスに乗り換えて九分で下車。
■基隆
港町、基隆は実はグルメ屋台が多いことで知られています。観光地は少ないので、夕暮れから出かけて夜市を楽しむのがおすすめプラン。廟口夜市と呼ばれる夜市は「食」中心の屋台街です。アーケードのように整備されて屋台番号が振ってあるので、目当ての店が探しやすくなっています。美味しいものが溢れている夜市なので、小さな屋台でも驚くほど美味しい! 基隆まで来たら、パイナップルケーキの元祖と言われているお店にもぜひ立ち寄って。
【基隆へのアクセス】
台北駅にある国光客運台北東站バスターミナルからバスに乗車して終点で下車、または台湾鉄道、自強號(特急)で。
■林口
林口にある清酒工場。お酒の他に酒粕のクッキー、紅麹の化粧品などここでしか買えないものも
【林口へのアクセス】
台北市内から、または桃園空港からタクシー