子供の英語教育/子供英語関連情報

感激!NYのセサミワークショップを見学(2ページ目)

日本でも人気のあるセサミストリート。エルモ、ビッグバード、クッキーモンスター等の有名キャラクターたちをご存じでしょう。NYのオフィスを訪問しました。

清水 万里子

執筆者:清水 万里子

子供英語ガイド


キャラクターたちは安心安全の特別な存在


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お菓子にセサミキャラクターがあったら安心。
見学しながら面白いことを聞きました。オフィスを歩いているとあちらこちらにお菓子の箱が置いてありました。その箱にはセサミストリートのキャラクターが載っています。単純に考えれば子ども受けするお菓子という感じですが、話を聞くとそうではありませんでした。セサミストリートのキャラクターが載っている商品は、“子どもに良いもの”であるとセサミワークショップが判断して載せているものであるといいます。つまり、子どもの身体に良いもの、子どもの精神的な成長にも有効な良いものなど、セサミワークショップが納得できる内容の商品のみセサミストリートのキャラクターが載っているというわけです。これは分かりやすい。お店に買い物に行ってセサミキャラクターが載っている商品は安心して購入できますね。
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カラフルなオフィス。


日本では「セサミ=英語教育」と見られがち


 案内してくださった長岡さんは「日本だとセサミは英語教育のイメージが強いようですね。」と話してくれました。確かに幼児用英語教材のセサミえいごワールド(6月30日で販売終了)もありますし、NHK教育で放映されていたときは英語バージョンに日本語スクリプトが付いていました。セサミストリートは英語教育のツールになっていますね。セサミワークショップの子どもへの教育の信念は英語教育を通り越したところにあります。セサミストリートの番組を構成するときには色の意味もよく考えているそうです。たとえば、セサミストリートのキャラクターたちの色です。あえてあのような派手な色づかいをしている理由の一つとして“肌の色は関係ない”という世界の演出。肌の色が違っていても友だちだよ、みんな違っていて当然だよ、一人一人いろいろな個性があるんだよ、というメッセージが含まれています。
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セサミのアニメ風デザインのキャラクター。


働くのは8割が女性


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セサミワークショップで働いているのは8割が女性だそうです。ママも多いらしく、それぞれの仕事ブースには赤ちゃんの写真や子どもの写真がたくさん貼ってありました。アメリカらしい光景です。日本でも教育に携わる仕事は女性が多いですね。なんだか嬉しくなる情報でした。長岡さんによると、セサミワークショップでは年に数回キャラクターグッズの分配があるそうで、スタッフの方々は家族のために争奪戦になるそうです。楽しいですね。
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