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NYアッパーウェストサイドの公文式教室(2ページ目)

ニューヨーク、マンハッタンにある公文式教室を訪問しました。英語の読み書き能力はどうやって学んでいるの?

清水 万里子

執筆者:清水 万里子

子供英語ガイド


アメリカには塾がない!?


papa
「公文式は塾ではないよ。」お父さんの言葉には説得力があった。
日本から上陸した塾はありますが、アメリカ人が放課後に塾に通う姿は見たことはありませんね。アメリカにある塾は日本人子女を対象にしていて日本に帰国してからの進学に支障が起きないよう受験対策指導がメイン。そのアメリカで公文式教室がアメリカ人に人気を得ている秘密は何なのでしょう?その答えは公文式教室に子どもを通わせている親の言葉でした。

公文式は塾ではない認識


kids
学ぶ姿は日本もアメリカも一緒。
子どもたちが放課後に習いごとをするのは日本もアメリカも同じ。でも、アメリカ人は学習塾には行きません。「公文式は塾ではないよ。」というお父さん(写真)。「個人で学習していくのだからいわゆる詰め込みとは違うからね。」子どもが一生けんめい学習している姿は、紙とえんぴつを持ち、机に向かって勉強している姿です。math(算数)、reading(読み書き)を中心に学んでいて、ここの教室では、成果を壁の表で見せる工夫をしていたり、詳細な評価データを分析表にしていました。

学校が終わってから“また勉強する”というスタイルをアメリカ人は好まないと思っていましたが、親自身が子どもを公文式に通わせる選択をしている多さに驚きました。公文式が受け入れられているのは、アメリカの社会的背景も影響しているように思います。公立小学校の教育を信頼していないのかどうか尋ねてみると、「確かに学校によって差があるよ。ここでは学校選択ができるから良い教育環境を作っている学校は人気がある。」という返事でした。

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子どものヤル気を伸ばす工夫がしてあった。壁の表を見れば成果がわかる。



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ヤル気を伸ばす秘密はコレ。“ごほうび”はとてもうれしい。カナダでも公文マネーがあったが、アメリカも公文マネーを使って貯めるシステム。
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