子供の英語教育/子供英語関連情報

小学校外国語活動の「英語ノート」廃止!?(2ページ目)

政権交代による事業仕分けで、「英語ノート」が廃止になりそうです。現在、小学校外国語活動には必要な補助教材として全国で使われている英語ノート。なくなったら困ります!

清水 万里子

清水 万里子

子供英語 ガイド

現在、岡崎女子大学准教授(子ども教育学部子ども教育学科)。児童英語講師、指導歴39年。教育学修士(岐阜大学)。中日新聞「中日こどもウイークリー」英語学習面執筆、学校訪問記事担当(11年間)。2013年4月~2023年3月まで岐阜県可児市「小学校英語コミュニケーション事業」アドバイザー。

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遅れをとっている小学校での英語教育


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国際理解教育をベースに英語を楽しみながら体験する外国語活動。
平成23年度からスタートすることはすでに決まっています。しかしながら、このスタートはアジアでも遅れをとっています。

「ブルネイの英語教育はすごかったよ。」とALTの先生。この先生は日本の公立小学校で英語を教えていますが夏休みになるとアジア諸国へ出かけて小学校に行きボランティアをしています。「毎日英語の学習時間があって簡単なことなら話せるようになっていたわね。」

私の友人はベトナムの英語教育に関わっています。「ベトナムのエリート層の英語教育は徹底しているわね。」と友人から聞きました。たいていの会話は通訳なしで話せるそうです。子どもの頃から徹底的に英語学習をしている成果だそうです。

よく比較されるのが韓国の英語教育です。韓国では小学校3年生から英語を学んでいます。教員研修も、教材も、人材も投入してそれはもう英語教育に熱心です。公教育だけに限らず、塾などの英語教育も盛んです。学習成果はTOEICの得点を見ても現れています。

政府主導の英語教育プランがあって、実際に予算もたくさん付けて、教育を長い目でみて投資する姿勢があって、未来の人材を育てる目的がはっきりしています。・・日本はどう?

>>次ページ。もし「英語ノート」がなくなったら・・
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