小学校英語必修化シリーズ
有益な専門知識が得られる。学会ワークショップ
学会はいろんな人から知識を得るチャンス。 |
去る8月7日、外国語教育メディア学会全国研究大会で開講された講座をご紹介。小学校英語活動のワークショップが2つ開講されました。一つは「ティーム・ティーチングで実践する小学校英語活動」、もう一つは「担任の先生が行う英語活動と異文化理解教育」です。前者は私が担当しましたので内容を記事を第1回、第2回に分けてご紹介します。今回は第1回記事です。
この学会では毎回ワークショップが行われています。上記以外のワークショップは、「xoopsから始める授業webサイト」、「Moodleによる教材管理とコース運営」でした。どれも満席で人気講座でした。
ティーム・ティーチングで小学校英語活動
「95.8%」という数字が何を表しているかわかりますか?文部科学省が2007年3月に発表した調査結果です。この数字は、英語活動を実践している小学校の割合。もうすぐ100%の勢いですね。100%になったら実質的な必修化でしょう。
発表では「担任教師の指導」がほとんどを占めていますが、一人で指導しているわけではなく、ALTと呼ばれる外国人アシスタントや日本人英語講師と一緒に指導している場合がほとんどです。つまりチームを組んで指導するスタイルの「ティーム・ティーチング」の形です。
いろいろな調査団体が調査した内容に、保護者は担任教師が教える英語に不安である、とありますが、現在の小学校英語活動はALTや英語講師と一緒に「ティーム・ティーチング」で行われていますから、発音への不安も補えるでしょう。
担任教師と外国人アシスタント講師
つまり、日本人と外国人です。外国文化の香りのする人がいるのですから、国際理解、異文化理解の授業がピッタリ。また活きた英語、生の発音を学ぶチャンス。どういう授業をするのかは担任教師が決めて行うといいでしょう。
ワークショップでは“英語スキル学習をメインにした活動”として、「じゃなくてチャンツ」をご紹介。“国際理解教育をメインにした活動”として「すしは好き?」をご紹介しました。
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