3冊ご紹介します。
私たちはいかにして英語を失うか
私の友人に二人の子どもを連れて海外赴任されたご夫婦がいます。3年後に帰国しました。帰国して早々、子どもの学校をどうしようかという選択に迫られました。日本の学校にしようか、インターナショナルスクールにしようかと迷ったそうです。
子どもの英会話能力維持のためにはインターナショナルスクールがよさそう。でも日本の教育を受けないとなると将来が不安。日本語は大事だし、海外にいた分、日本語力は落ちてるし・・、と迷ったあげく、日本の小学校を選びました。でも英語の力を維持するための努力をしています。
幸か不幸か、親の海外赴任で自分の意志とは関係なく英語圏に住むことになった子どもたちは、現地に適応しようと努力し、英語も話せるようになりますね。海外で身につけた英語力を維持するために親がしてあげられることを一冊にまとめた書籍があります。
ニューヨーク日本人教育事情
いまや、ニューヨークに住む日本人の数は膨大の一途です。少し古い書籍ですが、海外子女、帰国子女の実際がわかります。
ニューヨーク日本人教育事情には、一般的なイメージ、ステレオタイプとは異なる海外・帰国子女の実際の姿があります。細かい取材調査が物語るように帰国後の受験のことまで考えた教育のあり方がわかります。
親は子どもだから適応が早いから・・という気楽な考えではいられないようです。言葉がわからないストレスは想像以上に大きく乗り越えるのも簡単ではないですね。
文部科学省 クラリネット Children Living Abroad and Returnees Internet