「子どもの英語教室を探したい!」という相談メールが多く届くようになりました。これまで私が書いてきた記事を参考になさると、選ぶ際の基本的なことは理解できるでしょう。小学校英語が高学年から必修化されることがほぼ決まり、その影響もあって今後多くの子どもたちが英語教室に通いはじめることが予想されますね。
「子ども英語教室の選び方(1)こうして選ぼう!」
「子ども英語教室の選び方(2)先生にも聞いてみよう!」
「英語教室に行きはじめたら・・家庭での英語環境の整え方」
「知らないと怖い!知っておけば得!ダメダメ英語教室の見分け方」
今回の記事では、日本人の児童英語教師の教室を選ぶ際に注意するとよいところをまとめます。
講師研修ばっちり!大手フランチャイズ教室
大手フランチャイズ教室の看板を掲げていれば安心な教室なのでしょうか?体験教室では、「先生」をよく観察しましょう。 |
ECCジュニア、ベネッセこども英語教室、ラボ・パーティ、公文式英語教室は、大手フランチャイズ教室になります。これらの看板を掲げて英語教室を開いているのは、フランチャイズに登録した日本人の先生です。たいていは自宅の一室を英語教室にしていて、一人で20~30名の生徒に教えています。
大手フランチャイズ教室のよいところは、講師研修が充実していること。教室を開く前には十分な研修を受け、子どもへの英語の教え方を学びます。英語教室の運営も本部が管理しているので、先生たちの「自分で教室を開く」という少し不安な気持ちをやわらげてくれます。定期的に研修もあり、講師同士の横のつながりも保っています。
それぞれの会社で全国共通のカリキュラムを作っているので、引越しなどで住むところが変わっても同系列の英語教室なら、子どもは習った内容の続きから学べます。
大手フランチャイズ教室を選ぶときの見極めポイント
■設立後、2~3年たった教室なら安心。
新設の教室は、日本人の先生も試行錯誤の連続です。指導テクニックは知っていても、経験がない。先生も慣れるまでには時間がかかります。子どもと保護者とのつきあい、経営も大変ですから、3ヶ月、6ヶ月という節目でこの仕事に向いてないのでは・・と感じることも。それを乗り越えた先生なら預けても安心でしょう。
■ときどき、外国人講師の派遣があるほうがいい。
大手フランチャイズ教室には、外国人講師派遣のシステムがあります。基本は日本人講師が中心のレッスンですが、2~3ヶ月に一度、外国人講師がレッスンしてくれます。外国人講師と触れ合う時間も確保できることは大変いい。外国人講師と会話している先生の姿は先生の会話力をチェックできるポイント。
■All in Englishでレッスンを進めるほうがいい。
英語教室ですから、基本的に子どもが英語漬けになれる環境がベスト。ネイティブ講師にこだわりがある人も、ネイティブ並の発音で、すべて英語でレッスンを進行できる日本人なら納得でしょう。しつけ面の場合は、子どもがしっかり理解できるよう日本語でしっかり注意できるとよいです。
■看板で選ばない。
たとえば、ECCなら安心とか、ベネッセなら安心という判断基準は当てになりません。あくまでも選ぶのならそこの教室を開いている「先生」がポイントになります。選ぶ際は、先生と直接、話をすること。先生の人となりをきちんとみて、子どもを好きそう、熱心な先生そう、きちんとした人そう、なんとなくうまくやっていけそう、などのよう印象を感じてみてください。