多くの児童英語教師は小学校教員免許を持っていません。つまり今までは必要なかったからです。英語教員の免許はあっても、小学校には英語という教科はないので、活躍する場面もないのに資格だけもっていても何の役にも立たなかったわけです。
最近の資格ブーム |
けれども最近、児童英語教師の人たちに変化が見られます。大学へ通い小学校教員免許取得を目標にがんばっています。レッスン準備には人一倍忙しい児童英語教師という仕事の合間に大学へ通い、教師免許取得だけでなく、児童心理学や発達心理学を学ぶ先生方が多くなりました。
私は現場を知った上でこのような理論的な学びをすることに大賛成です。私自身も社会人大学院生をしていますが、現場と密着した理論などを学ぶと即仕事に繋がるので大変勉強になっています。
このような様子を見ていると、小学校で英語を教えたいと思っている民間の児童英語教師が多い事に気付かされますね。小学校でプロ児童英語教師として働くのは非常に狭き門なのですが、望む人が多いことに驚きます。給料も決して良いわけではなく、時間給薄給の割りにあわない仕事の場合が多いのにもかかわらず希望者が多いとは、それだけ魅力のある仕事だからでしょうね。
教科化への文部科学省の見解 |
文部科学省はまだまだ小学校への英語教科化へは難色を示しています。教科化するためには系統立てたカリキュラムの存在、中学英語との連携、教える教師の存在など解決しなければならない問題が山積みだからです。まだあと10年は教科にはならないと言われていますが、3年ごとに諮問委員会が行われていくそうですから早い教科化もあるかもしれません。
しかしながら、小学校教師の免許をもった児童英語教師が大活躍する時代が来ることは間違いありません。民間の英語力のある児童英語教師が学校という公共の場で小学校教師と協力しながら、活躍できるようなシステムが早く構築されることを望みます。
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関連サイト
J-SHINE小学校英語指導者認定協議会 | 小学校で英語を教えたい人のためのNPO団体 |
ガイドサイト:児童英語教師になりたい! | 児童英語教師になる方法を紹介しています。 |