<感想>
紙芝居は日本の文化だけではなく、広くアジア全土にわたる文化ですね。アジアの国々でも結構大きな紙に描いた紙芝居が見られます。紙芝居を英語教育に使用する場合のメリットとデメリットについて考えてみましょう。
【メリット】
1.一枚ずつバラバラになること。
2.紙がしっかりしていて破れにくい。
3.一枚が大きい。
4.多人数の時に大判なので見やすい。
【デメリット】
1.一人で持てない。手軽に片方の手に持ちにくい。
2.話の順番が混乱しやすい。
3.特別なメリットがない。
今回の紙芝居を使ったワークショップでは特に紙芝居にこだわらなくても出来る内容でした。ビッグブックでも十分応用可能なレッスンでしたが、小学校のように30人、40人の多人数クラスでは紙芝居を使ってアクティビティをすると効果があるのではと感じました。私のアイデアとしては、メリットの部分でも書きましたが、一枚ずつバラバラになるという点をもっと利用して展開すると良いと思います。例えば、バラバラにしたカードを児童に一枚ずつ持たせ、ストーリーの順に一斉に並ぶというゲームや、フレーズを一つずつ覚えて発表したり、話の続きをオリジナル紙芝居という形で作成したりするともっと楽しくなるのではないでしょうか。
ハンディ英語絵本、ビッグブック、紙芝居と形はさまざまですが、エリック・カールの英語絵本は児童英語教育界に君臨しています。「英語」のスキルアップをねらう練習用の絵本も多々出ていますが、昔から愛されている「名作英語絵本」も子供たちの感性を養う道具としてぜひ使用していきたいですね。
関連サイト:
文溪堂
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