根強い人気「はらぺこあおむし」が紙芝居になった!
心をとらえる「はらぺこあおむし」の魅力
絵本作家、エリック・カールの代表作「はらぺこあおむし」が紙芝居として登場しました。大手書店で売れ行きダントツ一位を誇るこの英語絵本は世界中の子供たちを喜ばせています。目でみても美しく、ストーリーもほのぼのとしているこの作品は子供の英語教育の現場では欠かすことのできない一冊です。
「エリック・カール氏に紙芝居として日本で売り出したいと申し出たところ、OKの返事をもらって完成することができました。」と話してくれたのはこの紙芝居を制作した会社、文溪堂の水野さん。エリック・カール氏が「自分の作品が英語教材として使われるのは好まない」とはっきり言っているのにも関わらず、根気良く交渉を続け、ようやく許可を得て、今回の出版となりました。
14枚で構成されているこの紙芝居には、表側には「絵」のみで英語の文字は書かれていません。裏側に英語の文字が書かれています。まさに日本の紙芝居そのものの作りとなっています。一枚ずつ厚紙でできており、A3の大きさです。全部手に持って物語を読もうとすると少々重いので、紙芝居用の台に置いて読むとよいでしょう。
紙芝居にはCDが一枚付いています。ネイティブのナチュラルスピード、少し遅めのスピード、さらに日本の子供たちの朗読が入っています。値段はCD付きでなんと、¥3,500円です。値段が安い理由は、学校のみで使用可能という限定があるから。残念ながら一般の人には購入が難しい紙芝居です。しかしながら学校で購入することは可能ですので、どうしても欲しい方は知り合いの教師に頼んで購入してもらうという手段がありますね。
この紙芝居を利用した英語レッスンのワークショップが名古屋で開かれました。講師は山岡多美子氏。山岡氏は20年以上児童英語に関わっておられる超ベテランの先生です。次ページでは展開法をご紹介します。
山岡多美子先生