手縫いで簡単!移動ポケットの作り方
手縫いの移動ポケットを手作り!
一般的な手作り移動ポケットはここが不便!
手縫いの移動ポケットを手作り!
今回は小学校1年生の女の子のママ、本橋美恵子さん(東京都)が実際に移動ポケットを使って感じた問題点を解消した「丈夫な移動ポケットの作り方」をご紹介します。もちろんミシンは不要、裁縫が苦手な方でも簡単にできます!
ガイド:丈夫な移動ポケットを考えたきっかけは?
本橋さん:サイトや雑誌などを見て作った移動ポケットを娘に使わせてみたのですが、子どもが使いにくかったり、タオルハンカチを入れにくかったり、安全ピンがつけにくかったりしたので、子どもにも親にも扱いやすい丈夫な移動ポケットができないかなと考えました。
ガイド:子どもが使いやすいというのは大切ですね。
本橋さん:実際に使うのは子どもですからね。うちの娘の場合、ふたを留めるところをボタンにすると使いやすいことがわかりました。ボタンをひっかけるひもにヘアゴムを使うと手軽で、子どもでも使いやすいようです。かわいいボタンはアクセントにもなりますね。
移動ポケットを作るのに必要な材料
手縫いの使いやすい移動ポケットを作ります
- 好みの布(綿がおすすめ)
- 糸(生地と同じ色)
- チョークペンシル
- 裁ちばさみ、(ピンキングばさみ)
- マジックテープ(接着タイプ)
- 安全ピン
- 定規
手縫いで移動式ポケットの作り方手順
【1】まず、好みの布をサイズどおりに切ります。図はふたつ折にした状態です(A、Bは上辺が、Cは左側が「わ」になります。「わ」とは、ふたつ折にしたときにできる折り目の部分です)。手縫い移動ポケット作り方 ステップ1
ほつれやすい生地なら裾の始末を
【2】赤線の部分を縫います。重いものは入れないので、細かい波縫い(2~3ミリ)で大丈夫。返し縫いだとより安心です。
手縫い移動ポケット作り方 ステップ2
【3】縫っていない辺から表に返します。小さいので、定規などを使うとうまく返せます。
手縫い移動ポケット作り方 ステップ3
【4】Bの縫っていない辺の縫い代を中に折り込んで縫い合わせます。中をすくって縫うときれいに仕上がります。
手縫い移動ポケット作り方 ステップ4
【5】Bに図のサイズどおり、チョークペンシルで折り線を書きます。
手縫い移動ポケット作り方 ステップ5
【6】Aの縫っていない辺の縫い代を中に折り込みます。
手縫い移動ポケット作り方 ステップ6
【7】Bの折線(下)と、Aの折り込んだ辺を重ねて縫い合わせます。Aの中をすくって縫うと縫い目が目立ちません。
手縫い移動ポケット作り方 ステップ7
【8】Bを図のように折り、赤線でAと縫い合わせます。このとき、1と2の端は1が上になるように2ミリ程度重ねます。
手縫い移動ポケット作り方 ステップ8
AとBをこのように重ねて縫い合わせます。
【9】Cに図の位置どおりにマジックテープを貼ってください。
手縫い移動ポケット作り方 ステップ9
【10】表側にし、下から10センチの位置にCを縫いつけます(青線部分)。安全ピンを通してマジックテープ同士をくっつけます。マジックテープは図のように2カ所付ついていますが、そのマジックテープ同士をくっつけると輪の状態になります。その輪に安全ピンが通った状態になります。
手縫い移動ポケット作り方 ステップ10
【11】下辺からボタンの中心まで2cmの位置にボタンをつけます。ボタンを留める部分になるヘアゴムは7~8cmの長さに切り、糸は二本どりで玉結びにし、ヘアゴムに巻きつけます。縫い付ける位置は、ボタンの大きさとヘアゴムの長さによって違うので確認しながら決めてください。ボタンつけの要領で、糸を巻きつけた部分の両端を渡すように縫い付けます。このとき、糸が表面に出ないように。玉留めもヘアゴムにかくれるように留めればできあがりです。
手縫い移動ポケット作り方 ステップ11
■本橋さんからコメント
洗濯するときは安全ピンをはずして、マジックテープ同士をくっつけて洗ってください。生地にもよりますが、2枚重ねなのである程度強度があり、洗ってもハリが保たれるので、見た目がきれいな状態で使えます。かわいいボタンを選ぶと、子どもも喜んで使ってくれますよ。子ども用タオルハンカチも楽に入る、使いやすい大きさなので活用してください。
裁縫が苦手な人でも、1時間あれば完成する「丈夫な移動ポケット」。ぜひ、作ってみてくださいね!
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