子供服ベビー服の生産工程を中国で取材しました。
今回は、刺繍とプリント工程です。
つぎにプリント工程です。
一口にプリントといっても色んな方法のプリントがあります。
生地の段階でプリントする場合(総柄プリントなど)
生地を裁断してプリントする場合(たとえばTシャツの前面プリントなど)
ここでご紹介するのは、生地を裁断したあと各パーツにプリントする方法です。
この方法は機械を使わないために、比較的小ロットで生産が可能です。
どのようにプリントするかというと、所謂「版画」の要領です。
1つの版を作ってそれを裁断した生地にあてて、その上から色をぬります。
プリントされる形に穴が空いているので、その形にプリントされるというわけです。
色数が多ければその分だけ版を作って、前の色をぬって乾いたあとで塗ります。
色数が多ければ多いほど手間がかかりますので、コストが高くなります。
下の写真のように、裁断したパーツを並べておいて、端から1枚1枚プリントしていきます。
きちんと並べないと、プリントがずれたりしてしまいますので、細心の注意が必要です。
次回は、いよいよ縫製の工程です。
お楽しみに!!
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