これから出産をする私たちにできること
このような状況を踏まえ、これから出産する私たちはどんなことに気をつけていけばいいのでしょう?本当にNICUなどの医療的ケアが必要になることはあり、事前に予測もできなければ必ず誰もが避けられるというものではありません。ただ、産みゆく女性自身のセルフケアによって防ぐことができることも多いのです。
例えば、保育器に入ることが必要な「低出生体重児」の場合、妊娠中に胎内にいる赤ちゃんに十分な栄養が届かないことが、原因の1つとされます。いくつもの大学病院が調査をし、妊娠中の女性は無理なダイエットをしないようにと新聞記事にもなり警告されています。美容面で体重増加を気にしすぎるよるも、健康的な食事をして栄養のある血液を送ることがNICUを必要とする赤ちゃんを減らすことになります。
喫煙も、早産リスクを高めるというデータも出ています。栄養、運動、休養のバランスをとりセルフケアを行い、妊娠中は仕事のペースなども調整して自分と赤ちゃんのカラダに無理をかけないようにすること。産みゆく女性のカラダの力が開花され出産当日を迎えるわけですから、赤ちゃんの健康は母である女性のセルフケアに大きな影響を受けます。
ひとりでも多くの女性が妊娠前から自分のカラダの健康度を高め、NICUが必要な赤ちゃんにベッドの数が十分になるようにしたいですね。