出産準備/出産準備関連情報

出産時の「オープンシステム」って何?2(3ページ目)

今回は出産時のオープンシステムのメリット・デメリット、海外ではオープンシステムをどのように取り入れているのかをお伝えします。実際の体験談もお話します! お楽しみに!

大葉 ナナコ

執筆者:大葉 ナナコ

妊娠・出産ガイド

オープンシステムで広がる出産の選択肢

出産時、安心のために「普段接している心休まるスタッフのもとで出産したい」と思う妊婦さん・カップルは多いでしょう。しかし、体調や持病などで帝王切開の可能性が高く、助産院や小規模の産科医院では対応できないというケースがあります。大規模施設ですと、出産時に妊婦さんが必ず知っているスタッフが立ち会うという確約は難しくなります。

オープンシステムを選択するカップルは、出産が近づくと入院します。そして、普段健診してもらっている助産師・産科医にも連絡し、引き続き健診を受け、分娩時に立ち会ってもらいます。手術の必要性が出た場合は大規模施設のチームの協力を得ます。なかには、大規模病院での健診に付き添う助産師さんもいるようです。

信頼関係の築かれたスタッフと一緒に健診にいくことは心強いですね。オープンシステムに対応してくださる助産師さんは出張開業助産師である場合が多く、産後自宅で療養している時も様子を見に来て、身体のケアをしてくれるケースもあるようです。

このオープンシステム、日本でもっと増えるとみなさんの出産の選択肢が広がりますね。

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