妊娠の基礎知識/高齢出産

高齢出産女性に必読おすすめの10冊(前編)(2ページ目)

読書の秋! 秋の夜長、そろそろ妊娠を、または出産にそなえて良書はないかしら?という女性たちのために、バースコーディネーターとしておすすめせずにはおけない10冊の本を2度にわたってご紹介します。

大葉 ナナコ

執筆者:大葉 ナナコ

妊娠・出産ガイド

カリスマ助産師さんの知恵の伝承本

カリスマ助産師さんの知恵の伝承本
気になる本、ありましたか?
カリスマ助産師神谷整子さんの名は、桜沢エリカさんの「贅沢なお産」を読んだ方ならご存知でしょう。NHKプロフェッショナルにも「助産師」として出演なさり、後進の方々にも憧れの助産師さんです。神谷整子さんの本、知って安心 お産の知恵袋―助産婦さんのアドバイス65話 (家の光協会)は、本来のお産にまだピンとこない人にはリアルサイズで納得いくのではないでしょうか。

非日常だけれども異常ではないという妊娠期間、病気の傾向だから注意したほうがいい点、自分次第で体調や心境をいくらでも改善し向上できるのだと知れば、まずは新しい自分が生まれます。出産は次世代を産むことですが、その次世代が喜ぶのは今をいきる貴女自身が幸せな大人であること。これから生まれる赤ちゃんのために、自分で自分をケアする知恵をぜひ神谷助産師さんから伝授されましょう!

30%の3歳児に胎内記憶!?

産婦人科池川クリニックの池川明先生の誕生記憶シリーズも必読です。子どもたちに大規模調査を行ったところ、3歳児の32%が生まれてきたときのことやお腹の中のことを話すというデータとなりました。この研究発表で有名な池川明先生の本はどれも「赤ちゃんとの一期一会」をいっそうあたたかい宝物に深化させてくれます。流産のご安産のことや中絶でさえもその赤ちゃんからのメッセ-ジだと、経験を唯一無二の物語に昇華してくれます。おぼえているよ。ママのおなかにいたときのこと(リヨン社)は、代表的な1冊。生まれるまえからの記憶のようにママを選んできたということを伝える子どもたちの言葉はママのおなかをえらんできたよ。(同社)にまとめられています。

昨今は、フランスのテレビ番組でも、妊娠32週から赤ちゃんの記憶を司る脳が起動し始めると放送していました。かわいい赤ちゃんの頭の中は、もちろん脳がいっぱいで、空っぽではないわけです。赤ちゃん自身が最適のときを選んで宿ってくるというストーリーで、自分の妊娠出産育児をいっそう豊かにしませんか。待ちに待ってる高齢出産ママの気持ちをあたためます!

次回の後編では、引き続き濃い美しい出産に役立つ本をご紹介してまいります!

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