読書の秋! 秋の夜長、そろそろ妊娠を、または出産にそなえて良書はないかしら?という女性たちのために、バースコーディネーターとしておすすめせずにはおけない10冊を2度にわたってご紹介します。

格差社会といわれるものの、それは情報格差。人生を豊かにする情報を「知らなかった」では後味が悪いもの。35歳以上で出産する女性こそ、情報に差をつけてください。

15000人以上のお産に寄り添い確信!幸せなお産

15000人以上のお産に寄り添い確信!幸せなお産
読書の秋。妊娠や出産にそなえたおすすめ本を楽しんでみて
よくテレビで出産特集があるときに常連取材先としても著名な愛知県岡崎市の吉村医院。100年前の古屋を移築して、妊婦さんに雑巾がけなど昔ながらの家事労働をさせてくれ、身体づくりを支援。その吉村先生の産婦人科医人生の集大成ともいえる本が、「幸せなお産」が日本を変える 吉村 正著 (講談社α新書)です。

70歳を過ぎた吉村先生は40年間以上も産婦人科医としていのちの誕生を見守ってきたスゴイ人生の持ち主。毎日毎日いのちの誕生に寄り添う40年間ってすごいですよね!何度も吉村先生にはお会いしたことがあるのですが、ある日ふと啓示のようなものを受けられたとおっしゃいます。「あれ?手を出さないほうがツルンと生まれるな」。

この本には、赤ちゃんが生まれてくる力を自分で発揮する素晴らしさや、家族の風景、そして女性の力がしっかりと描かれています。真の女らしさとは、女が女であることの素晴らしさが深い言葉でつづられているのです。身体の力、心の力、夫婦の絆、家族が生まれるお産、、、本当の幸せってここにあるし、これを幸せと呼ばなかったら、何を幸せと呼ぶの?と大切な自分の出産と幸せの関係と見つめなおせる本です。過剰で華美な出産情報や、生まれる力を直視しないバーチャルな出産情報に納得がいかない、リアルが知りたい大人の女性の必読書としておすすめします。

どうする?妊娠の前のセックスという人に

同じく40年以上の産婦人科医生活をご夫婦でしてこられたお二人がいます。堀口貞夫先生雅子先生ご夫妻です。貞夫先生は愛育病院の院長先生でいらっしゃいましたし、雅子先生も虎ノ門病院の産科部長先生でいらっしゃいました。現在もお二人は深いご経験を活かした活動をなさっており、貞夫先生はご出版やウェブのご監修も多く、雅子先生は「性と健康を考える女性専門家の会」会長でもあります。

このたびそんなお二人がご夫婦で共著を出されました。ズバリ夫婦で読むセックスの本(NHK出版 生活人新書)です。「合意なきセックスはセックスレスと同じ」など、わたしたちが言語化しにくいと感じている場面をサクサクとネーミングしてくださる快活で清涼感ある1冊です。
妊娠は必ずセックスから始まるわけですが、セックスは、心から始まるもの。その気持ちのもちかたや優しさを育てつつ医学もまじえたインテリジェンスな内容です。お見合い結婚が半数以上であった30年前とは違って、今は自由恋愛。それゆえ夫婦のセックスは自由を獲得した分不満も増え、選択肢がふえ「自分らしさが決められない」と迷う現代カップルにおすすめの心ゆるみ明日が楽しみになる1冊です。カップルでどうぞ。