ぱくぱく食べているけど、大丈夫なのか…
食べすぎ?大丈夫? |
「つわりのときは、あれだけ食べ物を嫌がっていたのが、今度は目の前でぱくぱく食べているけど、こんなに食べても大丈夫なのか…」と、見ている夫のほうが心配になり、「食べ過ぎだ!」と怒ってしまうということもありがちなパターン。今は妊娠中の体重制限に厳しい医療機関も多いので、「妊娠中といえどもあまり食べてはいけない」と思い込んでいる人もいます。
それが本当に「食べ過ぎ」であれば、体重が極端に増えることは望ましくありませんが、現在よく目安とされている「8kg増まで」というのは、すべての人に当てはまるわけではありません。ふだんの体型が痩せ型の人の場合は、12kg増くらいまでは許容範囲です。実際、私は5回の出産において毎回12kg増でしたが無事に出産しましたし、産後は段階を経て元の体重に戻りました。
今は妊婦自身が体重管理に躍起になっている面もあり、それがストレスになることもあります。また、産後体型を気にして、ダイエットをしてしまう妊婦は問題です。胎児の時期に栄養不足の状態にあった子どもは、栄養を溜め込もうとする遺伝子のスイッチが入り、大人になってから肥満体質に陥り易いという研究もあります。
基本的に、しっかり食べられるということは、健康である証です。お腹の赤ちゃんは、どんどん成長している時期なのです。妊娠中期は、1週間で赤ちゃんの身長が1cm、体重が50g以上も大きくなるときもあるのです。その分のエネルギーは必要ですよね。
夫婦でバランスの良い食事を
過剰に体重が増えてしまう妊婦の場合、その食べ物の質に問題があるケースもあるようです。お腹がすいたからといって、お菓子やジュース、ジャンクフードを食べているとしたら、体重も増えすぎるでしょうし、赤ちゃんに必要な栄養も行き届きません。野菜や良質のたんぱく質など、バランスの取れたメニューを心がけている限り、極端に食べ過ぎるということもないでしょう。妻が、ぱくぱく食べているとしたら、その内容に目を向けて、ローカロリーでビタミン豊富なメニューを、一緒に作ってみてはいかがでしょうか?体重のコントロールも、あれやこれや口で言うだけでなく、休日は一緒にウォーキングをして、ベストなコンディションを維持する。妊娠中は妻にまかせるしかないと思うかもしれませんが、お腹に居るのは妻と夫の二人の子どもであるということをはっきり意識して、一緒に育てていくという気持ちを持つことが大切ですね。
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