出産準備/共働きの育児・子育て

親と子どもの「慣らし保育」、乗り切り術(2ページ目)

この春から保育園に通うことになった新米ワーキングマザーと子どもたちは、4月の間は「慣らし保育」の真っ最中ではないでしょうか? 今回は、安心できる乗り切り術をお伝えします。

大葉 ナナコ

執筆者:大葉 ナナコ

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保育園育ちも幼稚園育ちも違いはない

私の場合は、上の二人が幼稚園、下の子たち3人は保育園に通園しましたが、どちらの場合もそれぞれ良い面がありました。上の子の時代は、男女雇用機会均等法も4年目という頃で、専業主婦率も高かったのですが、当時の私はフリーランスワーカーで子どもが幼稚園にいる9時から2時までに仕事を集中させるという毎日。下の子たちは保育園で6時までお世話になり、しっかり働くことができました。そしてどちらの子も保育園だから、幼稚園だからという意味で、成長に違いはありませんでした。

日本には以前まで「3歳児神話」といって、3歳まで母親が子育てしないと子どもの情緒が安定しないという考えが根強くありましたが、いまやそれもほぼ崩壊しました。保育園に通った子も幼稚園に通った子も、学力の違いや健康度に差はありません。「親が働いているから」ということが、子どもにデメリットはないということが証明されています。

もちろん、「私はしばらく育児に専念して家で育てます」というのも素晴らしいことだし、「仕事と両立するべくがんばります」ということも素晴らしい。母親自身がこうしたい、こうありたいということがはっきりしていればいいのです。要は「地に足が着いている」ことが大事。反対に、他の母親と比較したり、周囲の意見に流されて決めてしまうことの方が問題です。根幹部分での母親の考えと行動が一貫していないと、子どもは混乱してしまって、そちらの方が悪影響です。

保育園を信頼して、感謝する

また、始まったばかりで分からないことが多いせいか、保育園の保育の仕方にも不満を持つ方もいるでしょう。「ゆるむ育児」はおススメですが、「ゆれる育児」ではそちらの方がかわいそう。自分が選んだ保育園を信頼して託し、「今日はお散歩に行ってくださったんですね、ありがとうございます。○○ちゃん、楽しかったね」と感謝の気持ちを伝えながら、保育士とも関係を築いていく。子ども好きの王者である保育士さんと精一杯遊んだ子どもは大満足で昼間を過ごし、帰ってから親からもたっぷり愛情を注がれる。我が家の末っ子もお休みなのに「保育園に行く!」と言い出すくらい、保育園が大好き。保育園は子どもが他の子どもに会いに行く大切な場所なのです。

働くママは6歳違いで出産?

育児休暇の後は保育園に通いながら、母親も精一杯仕事をがんばって、小学校に入ることにセミリタイア生活に入る、という働き方をしているワーキングマザーもいます。保育園は生活をみてくれる場ですが、小学校は学ぶ場。放課後の学童館は宿題をさせてくれたり、おやつを出してくれたりするけれど、生活の場ではありません。それに、小学校3年生までは送り迎えもありますし、自治体によっては学校行事や当番が忙しいところもあります。保護者として、地域住民の一員として、知らん振りはできないこともたくさん出てきます。そこで、小学校に入ってから働き方をコントロールするという方も多いのです。

産後すぐにセミリタイア生活に入るより、育児休暇が明けて、5年間しっかり働いてキャリアアップして、小学校に上がるときに在宅で仕事ができるように目指してみるのも手。うちの保育園ママKさんは、ご長男がこの春から小学校1年生になりました。そして、彼女のお腹には臨月の赤ちゃんがいます。第1子を「おかえり」と迎えつつ、第2子の子育てをする。そんな育児スタイルもなかなかいいもの。6学年違いの兄弟は、大学受験と中学受験が一緒ですし、何かとペースが合うようです。いずれにしろ、小学生頃から子ども同士のささいな行き違いが起こりがち。一緒に買い物に行ったり、お菓子作りをしたり、宿題をみてあげたりしながら、学校から帰った子どもの話に耳を傾ける時間を作ることはとても大事ですね。

引止め発熱やかわいそうコールで「こんなにまでして働くの?」と、今、感じているあなた! 今の過渡期を上手に乗り越えて、徐々にペースをつかんでくださいね。頭でわかっていてもペースはからだがつかむもの。マイペースな働き方をつかむべく仕事復帰してください。そして、自分自身に根を注いで、イキイキと過ごしてください。そんな母親のもとで育つ子どもは、きっとイキイキします。「お母さんはお仕事に行くね。あなたも保育園で“遊びのお仕事”に行ってらっしゃい!」と、元気な毎日を過ごしてください。



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