ニュージーランド/ニュージーランドのグルメ・ワイン・レストラン

ニュージーランドのグルメ(ラム、シーフード他)

世界一の輸出量を誇るラムの原産地ニュージーランド。やはり本場のラムを食べてみたい!また新鮮な海の幸も豊富にとれるので、シーフード料理も見逃せません。定番の人気料理から、デザート、伝統料理まで……ニュージーランドの美味しいものをご紹介します。

晝間 尚子

執筆者:晝間 尚子

ニュージーランドガイド

ニュージーランド料理って?

前菜を盛り合わせたプラッター料理はニュージーランドワインとの相性も良い

前菜を盛り合わせたプラッター料理はニュージーランドワインとの相性も良い

四方を海に囲まれた島国であり、世界有数の牧畜国であるニュージーランド。新鮮なカキやムール貝、クレイフィッシュなどの海の幸、そしてビーフやポークはもちろん名物のラム(子羊の肉)も見逃せません! ニュージーランドはイギリス人により開拓された国ということもあり、食文化もフィッシュアンドチップス、ローストミールといったイギリス料理が中心。そのため「ニュージーランド料理」という特別な分類は、残念ながらありません……。ただ、原住民族マオリの料理「ハンギ料理」はニュージーランド名物料理ですので、一度は試してみたいもの。

多民族の国、ニュージーランドでは中国、タイ、インド、日本といった国々のレストランもたくさんあります。本場の味が楽しめる!と地元の人たちにも大人気。気分に合わせて選んでください!

ラム料理

ニュージーランド特産のラム肉は柔らかくジューシー©ニュージーランド政府観光局

ニュージーランド特産のラム肉は柔らかくジューシー©ニュージーランド政府観光局

近年日本でも高級食材としてデパートなどで販売されているニュージーランド産ラム。日本向けのみならず、世界一の輸出量を誇るニュージーランド産ラムは、人工飼料を与えず、放牧で育てた安全さがウリ! 「子羊」と訳されるラムとは、1歳未満の羊肉のこと。臭みがなくやわらかな肉質なので、羊が苦手な人でも食べやすいのではないでしょうか。

低コレステロールで鉄分やビタミンB群も豊富な事から、日本でもダイエット中でも食べられるお肉として注目されています。もちろん店舗によって異なりますが、美味しいラム料理が1000円程度からと、日本よりも手ごろな値段で食べられるのも羊の国ニュージーランドならでは。生後3~4ヶ月頃の特にやわらかなラム肉が食べられる10~11月頃が旬です。

ラムチョップ
ニュージーランドに来たら、まずはこれ!というほど定番料理です。ラムチョップとは、骨付きあばら肉のこと。生後1年未満のラム肉を使ったラムチョップはグリルして食べるのが一般的で、羊肉特有の臭みもなく柔らかでジューシー。茹でたジャガイモ、アスパラガス、ニンジン、グリーンピースなど季節の野菜が付け合わせとして添えられています。予算は、安めのレストランなら2000円程度から。

ローストラム
ハーブで風味をつけた大きなラム肉の塊を、表面はカリッと、中は柔らかでジューシーにローストしたもの。薄くスライスしたローストラムに、グレービーソースやミントソースをかけ、こちらもローストしたジャガイモ、タマネギ、カボチャなどを添えていただきます。レストランではもちろん、家庭料理としても親しまれているんですよ。

ラムシャンク
ラムシャンクとは子羊の骨付きすね肉のこと。ラムシャンクにもいろいろな食べ方がありますが、赤ワイン、トマトソース、玉ねぎ、ニンジン、セロリ、ニンニク、ハーブなどと一緒に時間をかけてじっくり煮込んだブレイズドラムシャンクは、肉がビーフシチューのように柔らかで、まろやかな味わいがクセになる人気メニュー。お店によって食材が異なっているので、店ごとの味を楽しめます。
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