寒い季節、妊娠中や産後は身体に優しい方法で暖まりたいですね。助産院では、助産師さんがさまざまな「冷え」対策をアドバイスしてくれます(冷えは、東洋医学の考えでは生殖エネルギーの大敵! お腹が張る原因にもなりますよ)。東京杉並区・ファン助産院院長の杉山冨士子さんにその一部を教えていただきました。

朝までポカポカ暖かい湯たんぽはいかが?

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あたたかい睡眠は元気のみなもと
まずは「湯たんぽ」。言葉の響きも懐かしい湯たんぽですが、これがなかなか実用的な冬グッズなのです。「私の母親は湯たんぽを作って家族のお布団に入れてくれました。お布団に入った時にひんやりするのはつらいものですが、湯たんぽの入ったおふとんなにらすぐに寝てしまいますよ」と杉山さん。

あらかじめ背中が当たるあたりに入れておき、布団に入ったら足下に移して朝まで置いておくといいそうです。「足は一番あたためておきたいところ。内くるぶしにある「三陰交」という大切な出産のツボも一晩中あたためられます」

湯たんぽのお湯は朝まで冷めません、杉山さんは、子どものころ、冬の朝は湯たんぽのお湯で顔を洗ったそうです。湯たんぽは、今ではいろいろなタイプが買えます。お好みのものを買って、熱々のお湯を入れたらしっかり栓をして、カバーに入れて使います。湯たんぽを買うとたいていカバーはついてきます。

使い捨てカイロよりずっと気持ちがいい「ぬか袋」


ファン助産院では、ぬか袋も人気があります。お米屋さんで手に入るぬかを布の袋に入れたものがぬか袋。市販のものは手にはいりにくいので、手作りをいとわない人向きかもしれません。100グラムくらいのぬかを大きな使い捨てカイロくらいの大きさに作ります。

カイロにするには電子レンジで2分加熱します。ぬかの香りがしてきて、これがちょっと気になるという人がいますが、これが好きだという人も。身体に当てると、熱は、ぬかの湿度と共に伝わります。近い捨てカイロとはかなり違う、深いところに達するあたたかさです。

どこにあててもいいのですが、杉山さんのおすすめは、まずは「背中の真ん中」。腎臓のあるところです。この場所は意外とひんやりしていて、あたたかいものが当たると大変気持ちがいいです。そこから腰の方へ下げていきます。

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