20代で出産しても、大変なお産をする人はたくさんいる
なぜ高齢の人だけが、リスクを知りたがるのでしょう。若い女性は、それほどリスクの情報を欲しがりません。自信があるのでしょう。そして「なんとかなるさ」と思えるのも若さかもしれません。老化とは、そういう勇気を失い、昨日と同じことしかできなくなっていくことです。20代出産組も、たくさんの人が帝王切開 や流産 をしていますし、染色体異常の赤ちゃんを出産することもあります。それでも「やるしかない」と思えば、がんばれます。応援してくれる人はまわりにきっといるはずです。もしいなければ、地域の育児サークル、保健センターなどへ誰かを捜しに出かければきっと道が見えてきます。
子供を持つことは、命について考えること
高齢出産で子供を持つと、多くの人が今までと違って自分を発見したような気分になります。大人だけの世界で長く生きてきた高齢出産組の人は、予定通りに行くことや、だれかが安全性を保証してくれることに慣れすぎて、出産や赤ちゃんには振りまわされる感じがすることがあります。でも世界は子供、老人、病人、いろいろな人から成り立っています。そしてみんな不確実な命を1つずつ持って、ある人はその力が弱いけれど、それでも大事にもって生きています。
妊婦さんになるということは、ある意味では、若くても高齢でも命がけ。そして、元気な子に恵まれたら本当にありがたく感じられるし、自分の命にも感謝できるのが出産の素晴らしさです。そんな体験をできることって普段の生活にないですね。高齢出産のリスクはこのサイトにもたくさん載っていますが、どうかあんまりふりまわされないでください。
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