10項目が多く不足している病院とは
十項目全部そろった産院でなければ母乳育児はできない、ということではありません。ただ、満たしている項目が少ない産院では、そこのスタッフの言いなりになっているだけでは母乳が不足したり、トラブル続きになったりする心配があります。
特に、あなたの通っている産院に以下のようなことがある場合は、母乳育児にあまり関心を持っていないところだと思います。
●ビデオの集団指導だけで、実際に授乳しているところを見ながらの個別指導がない。
●すべての赤ちゃんが授乳の度に粉ミルクを足す。
●授乳時間の間隔、くわえさせる時間の長さなど細かいことを厳守しなければならない(一時期とても多かったやり方ですが‥‥)。
●母子別室制で、赤ちゃんが泣いても連れてきてくれない/呼んでくれない
自分から積極的に
とってもいい先生がいるところなのに、母乳のことをよくやってくれるスタッフがいない――そんな産院は、時々あるものです。そんな場合は、「ここは、こうしてください」と話して、自主的に十カ条してしまうことです。母乳のやり方は「医療」というより「子育て」に近い面があるので、親の考えを聞いてもらいやすい、と言えます。経験豊かな人にお見舞いにきてもらい、いろいろ聞くのも、すごく助かるはずです。
写真は産後30分くらいの赤ちゃんですが、すごく大きな口をあけて、しっかり吸いついています。これほどお見事な飲みっぷりの子ばかりではありませんが、早くから始めて練習していくとだんだん上手になります。
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