返還できなくなる理由は…
あなたのスキルを形成するために有効利用された奨学金、返還困難になっても誠意を持って対処しましょう。
返還できる状態なのに返還しない、という悪質なものを除き、返還できなくなる理由には様々あるようです。
読売新聞の記事(8月24日)にもありましたが、奨学金を受けたが病気になり、思うように返還できない、返還を親に頼らざるを得なくなったとか、仕事がない、収入が激減で返還できないなど、返還できない人の具体的な声が掲載されていました
訴訟後、期間を延長して返還することがきまっても、結果的に利息が大きくなったりする不利も生じているようです。
初めから返還するつもりがなく奨学金を利用する人はいないでしょう。長い人生、いろいろなことがあります。そのときそのときで柔軟に、誠意を持って対処したいですね。
支払うことが難しい…でも放置はだめ
経済状況から、または何らかの理由で返還が難しい状況になることもあるでしょう。そういう時は、放置してはいけません。奨学金という善意な制度を崩壊させてしまいます。滞納せざるを得ないときは、学生支援機構に相談が必須です。様々なケースに備え、学生支援機構も対策をとってくれています。返還期限の猶予の手続をとることもできるのです。
詳細はhttp://www.jasso.go.jp/henkan/yuuyo/index.htmlをご覧ください。
事情があって返還できないのに、ただ放置することは、悪質と捉えられます。返還できない事情はやむにやまれないものであったとしても、支援機構はそれを知るすべがありません。きちんと相談しましょう。それが誠意であり、後に続く奨学金が必要な学生のためにもなります。